横浜流星 婚約者の過去を受け止め切れず、自分を見失う生々しい人間演じる 「流浪の月」出演

広瀬すずと松坂桃李のダブル主演映画「流浪の月」への、横浜流星の出演が発表された。広瀬すず演じる9歳の時に誘拐された過去を持つ家内更紗の婚約者・中瀬亮を演じる。

映画「きみの瞳(め)が問いかけている」や連続ドラマ「着飾る恋には理由があって」など、活躍を続けている横浜流星。そんな横浜が、更紗を愛しながらも、彼女の過去を受け止め切れず、自分を見失ってしまうという、生々しい人間を感じさせる役を演じる。

原作のファンを公言している横浜は、「自粛中に原作に出会い、とても考えさせられた作品を李監督をはじめとした素敵な方々と共に創ることができ、この上ない幸せを感じています」と喜びのコメントを寄せている。亮役については「亮にも過去がありそれ故に、愛に飢え、愛を求めている。脆く、人間らしい亮を僕が誰よりも愛し、全力で生きたいと思います」と意気込みを見せている。また、初参加となる李組の撮影については「とにかく李組に全力でぶつかって僕の中にまだある殻を破ることができたらなと思っています」と語っている。

横浜の起用理由について李相日は、「横浜君の持つ不器用な真っ直ぐさが、亮と重なりました」「愛情に飢え泥臭く生きる姿を、クールなイメージの横浜君が全身で曝け出してくれるのを楽しみにしています」と期待を寄せている。

「流浪の月」は、2020年の本屋大賞を受賞した凪良ゆうの同名小説の映画化作。広瀬すずと松坂桃李がダブル主演する。引き取られている伯母の家に帰りたがらない9歳の家内更紗と、更紗の意をくんで部屋に入れてあげた大学生の佐伯文。やがて文は誘拐罪で逮捕されてしまう。「傷物にされた被害女児」とその「加害者」という烙印を背負ったまま、15年後に更紗と文は再会する。家内更紗を広瀬が、佐伯文を松坂が演じ、「悪人」「怒り」などの李相日が監督を務める。

【コメント全文】

■横浜流星
自粛中に原作を手に取り出会い、とても考えさせられた作品を李監督を初めとした素敵な方々と共に創ることができ、
この上ない幸せを感じています。
とにかく李組に全力でぶつかって僕の中にまだある殻を破ることができたらなと思っています。
原作は文目線で読んでいましたが、話を頂いて亮目線で読むとまた見方も変わりました。
亮にも過去がありそれ故に、愛に飢え、愛を求めている。
脆く、人間らしい亮を僕が誰よりも愛し、全力で生きたいと思います。

■李相日監督
横浜君の持つ不器用な真っ直ぐさが、亮と重なりました。
一途な思いは、時として他者を傷つけ、間違いを犯させます。
愛情に飢え泥臭く生きる姿を、クールなイメージの横浜君が全身で曝け出してくれるのを楽しみにしています。
まだ誰も見ていない横浜流星を見つけられますよう。

【作品情報】
流浪(るろう)の月
2022年全国ロードショー
配給:ギャガ
(c)2022「流浪の月」製作委員会

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