【あいおいニッセイ同和損保、MoTと資本業務提携】自動運転タクシーなど先進MaaS対応の保険商品開発に向けて

あいおいニッセイ同和損保が8月6日、タクシー事業者等に向けた配車システムなどを提供するモビリティテック企業、Mobility Technologies(MoT)へ6月に出資したことを発表した。今回の資本参加により、両社は事故削減モデルや自動運転タクシーでのビジネスエコシステムなど新規ビジネスの共同検討を行い、保険商品やサービスの開発に取り組むとしている。

あいおいニッセイ同和損保は、進化が求められる自動車社会に対応し、運転情報をもとに保険料を算出するテレマティクス自動車保険の開発に取り組んでいる。2021年3月には沖縄MaaSの事業拡充策として、交通サービス利用者の忘れ物を捜索、お届けするサービスにかかる費用を負担する業界初のMaaS専用保険を提供開始したことで注目を集めた。

こうした中で、同社はタクシーアプリ「GO」などの配車関連事業を含むモビリティテック事業を展開するMoTと提携し、テレマティクス自動車保険等のサービス拡充を図る。具体的には、交通事故削減を目的とした保険商品、自動運転タクシーサービスに関連した保険商品の共同開発に取り組むとしている。

一方、MoTは、あいおいニッセイ同和損保の資本参加によって、同社が持つ地球70周分のテレマティクスデータ含む保険会社独自のデータアセット活用が可能になる。これにより、交通事故削減を支援するAI(人工知能)ドラレコサービスや、スマートシティの実現を主眼に据えた研究開発(R&D)といったMoTのモビリティDXの開発進展に一層磨きがかかるとみられる。

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かもめや、あいおいニッセイ同和損保と資本業務提携

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