東京土産の最新事情 帰省自粛の夏…故郷に名産品を!

東京都の小池知事が「帰省は諦めて」と話すなど、今年の夏も帰省を自粛する人は多かったのではないでしょうか。東京から遠く離れた故郷に帰省が難しい人は代わりに“手紙などを添えて、東京の名産品を送ってみる”のはどうでしょう。今回は東京土産のニューフェースから、伝統的な東京らしいプレゼントまで、幅広く紹介します。

<東京は「カレーの街」 限定ポテトチップス>

7月に登場した有名なポテトチップスの「東京限定味」が東京土産として話題になっています。それが、プリングルズ「東京の名店カリー味」です。今年で誕生から10年となる「神田カレーグランプリ」の公認も受けています。パッケージの裏側には「神田カレーグランプリ」ベスト20に選ばれている人気のお店の地図も描かれていて、新型コロナが落ち着いた後、上京した家族と一緒にカレーの名店巡りをする計画を立てておくのも楽しいかもしれません。この限定プリングルズは東京駅などで販売されています。

他にもカレー味の東京限定商品は多く、東京駅では「ジャガビー」(カルビー)や「新宿カリーあられ」(新宿中村屋)など、カレー味の商品が数多く並び、人気商品となっています。カレーの専門店も多く、東京は「カレーの街」です。

<ソースメーカーの自信作「東村山のクラフトコーラ」>

続いては「飲み物」です。東京・東村山のソースメーカーが作った「トーキョークラフトコーラ1850」は希釈タイプの商品で、自分で炭酸で割ってコーラを楽しめます。東村山にある「ポールスタア」という会社ですが、創業当初はしょうゆの醸造から始まり、現在のメイン商品は「焼きそばなどに使うソース」という会社です。ソース作りのノウハウが生かされていて、元フレンチシェフの開発担当者が3カ月かけて、7種類のスパイスの独自配合とかんきつ果汁の酸味のバランスを追求して商品化したという力作です。水も地元の地下水を使用しています。

楽しみ方はソーダ割りだけではありません。牛乳で割ればシナモンが利いた「チャイ風ドリンク」に、甘さとスパイスの風味を加える「豚肉/牛肉の煮込み料理」に使うのもお薦めだということです。商品はオンラインショップでも購入することができます。

<「えどコレ!」 職人が手掛ける逸品>

江戸時代から続く伝統工芸品はいかがでしょうか。江戸川区の職人が手掛ける逸品を購入できるホームページ「えどコレ!」では、夏のプレゼントにぴったりの伝統工芸品があります。まずは定番の江戸切子の「ぐい飲み」、その名も「江戸花火」です。職人の手仕事で切り出されたデザインが素晴らしいのですが、ひっくり返すと富士山に見えるという遊び心も入っています。また、竹の棒などにコケを巻き付け、その上にシノブというシダ植物を植えた「釣りしのぶ」もお薦めです。風鈴のように軒下につるして、目から涼を感じることができます。これは東京では江戸川区の職人さんだけが伝統を継承しているということです。「釣りしのぶ」はきちんと手入れをしていれば5年以上も楽しめるということです。

帰省はできなくても、離れて暮らす家族との心の触れ合いは忘れないようにしたいものですね。

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