ラポルタ会長、クラブ負債額1760億円にのぼると明かす…バルトメウ前政権を痛烈に批判「嘘ばかり」

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、クラブの負債が13億5000万ユーロ(約1760億円)まで膨れ上がったと公表した。

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 ラポルタ会長はクラブが4億5100万ユーロ(約586億円)の債務超過(負債の総額が資産の総額を超えている状況)に陥っており、選手との契約交渉が困難と 説明。またラポルタ会長は、「メッシを残留させる」ことを公約に掲げ今年3月の会長選で勝利したが、再契約には至らず。サポーターから批判の対象となる中、ラポルタ会長は会見で、メッシ退団の原因がジョゼップ・バルトメウ前会長にあると主張した。

「人件費がクラブ総収入の103%を占めている。これは他クラブより20~25%多い数字だ。私たちが到着して最初にしなければならなかったのは、8000万ユーロの融資を求める事だった。前政権は嘘ばかりだ。またベテランは長期契約、若手は短期契約の逆ピラミッド型のサラリー政策も判明した。代理人ではない仲介者に不均衡な支払いが行われていた事も分かり、サラリーカットがなかったというのは嘘だ」。

「カンプ・ノウを早急に修理しなければならない事も発覚した。そうしないと観客を危険に晒してしまう。バルトメウの書簡は、正当化できない経営を正当化しようとしたものだ。自暴自棄になっているとしか思えない。彼らは3月7日までの全ての責任がある。その責任からは逃れることは出来ない」。

ラポルタ会長がバルサの負債額を発表 Photo Quality Sport Images

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