東レ韓国法人が「メタアラミド原着糸」を開発 難燃性など要する軍服・作業服などに最適化

東レの韓国法人である「東レ先端素材」は、韓国発となる環境に配慮したメタアラミド原着糸(Dope-Dyed)を開発し、量産に入ると17日明らかにした。

今回開発されたアラミド原着糸は、ポリマーに顔料を投入して独自の色を発現できるものであり、多くの水を使用する追加の染色工程が必要なくなる。これにより水資源の節約はもちろん、染色処理のコストと時間を減らすことができることから、環境にやさしい素材として評価されていると会社側は説明した。

参考記事:東レの韓国法人、ソウルでマスク2万枚など寄贈 「障害者福祉施設と低所得家庭向けのため」

日光や洗濯などの外部要因によって服が変色してしまう心配も少なくなる。

東レ先端素材は、新素材が海軍の艦上服、陸軍戦車服など、難燃性が要求される戦闘服と耐熱性・絶縁性を必要とする電気・精油・鉄鋼などの機能性作業服に最適化されており、作業者の安全性を高めるのに貢献すると予想した。

同社の関係者は「今後、原綿、糸、紙など多様な製品群を備えているアラミド事業の研究開発を強化し、用途を拡大する一方、顧客のニーズにも迅速に対応していく」と述べた。

参考記事:韓国経済紙が文政権の国産化政策に疑問「9千億かけて1千億の効果」「日本企業なしに生産不可」

参考記事:韓国国防科学研究所、リヨセル系炭素繊維の製造技術を国産化 「ロケットなどの耐熱材料を独自技術で確保」

参考記事:韓国の経団連が駐韓日本大使招き懇親会…ビジネストラックなど議論

© 合同会社WTS研究所