アブダビ幼児教育局のWED運動は、世界の専門家を集めて幼児期の発達における革新と卓越性を推進

AsiaNet 91150

アブダビ幼児教育局のWED運動は、シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下後援のもと、世界の専門家を集めて幼児期の発達における革新と卓越性を推進

アラブ首長国連邦、アブダビ, 2021年8月16日 /PRNewswire/ -- アブダビの世界幼児教育運動(WED運動)は、幼児教育を先導するアブダビのビジョンを推進するため、世界の専門家を集めて革新的で実用的なソリューションを開発する新たな取り組みを開始した。

WED運動は、アブダビの皇太子兼連邦軍副最高司令官であり、アブダビ幼児教育局(ECA)の会長であるシェイク・ジアブ・ビン・モハメド・ビン・ザイード・アル・ナヒヤーン殿下の支援のもと、今年初めに立ち上げた。ECAのもとWED運動では、学術研究者、医療従事者、政策担当者、子ども向けメディアやエンターテインメントの専門家、グローバルビジネスリーダー、技術コンサルタントなど、21名の幼児教育専門家グループによる多岐にわたる専門知識を活用している。当該運動の参加している専門家は、ユニセフ、世界銀行、ユネスコ、ハーバード大学などの世界的に有名な機関のほか、テクノロジーやエンターテインメントの世界的企業から招集された。

参加者は、3つのブレイクスルー・ワーキング・グループ(BWGs)のいずれかに所属しており、それぞれが胎児期から8歳までの初期段階における子供の人生の精神的、身体的、認知的な能力の発達の仕方について、ユニークで重要な側面を明晰に考える。BWGsは、情緒的ウェルビーイングと社会的相互作用子供のための科学技術ヒューマニティ、そして21世紀のライフスタイルに焦点を当てている。

BWGsはこれまでに、100回に上る戦略的計画会議を開催し、一連の革新的なソリューションの作成に向けた取り組みの一環として、アラブ首長国連邦在住の65人以上の親、子供、教師、ECDの専門家との面談を実施してきた。このソリューションは、全体論的なアブダビの幼児の健全な発達の促進につながり、また子供の成長と発達の初期段階で直面する最も一般的な問題に親や保育者が対処するのにも役立つとされている。これらの会議では、明らかになった問題に対処するための政策提言、具体的な計画や新しい構想の作成、製品の開発、ガイドラインの作成などが行われた。

チームメンバーは、アブダビ地域開発局、アブダビ保健局、アブダビ教育・知識庁、ザイード高等機構など、さまざまな政府機関や社会サービス機関と直接調整を行っている。また、子どものスクリーンタイム、家庭内でのテクノロジーの使用、遊びの時間、社会的交流などの課題について、独自の調査を委託している。

WED運動とBWGsの活動は、幼児教育における画期的イノベーションに投資することでアブダビのビジョンを実現するための取り組みを反映している。ここでいう幼児教育は、急速に変化する社会的課題に適応し、より良い社会の構築に貢献するための知識とスキルを備えた意識の高い若者の世代を育成することを目的としている。BWGsは、必要とされるレベルのイノベーションを推進する重要な役割を果たすとともに、アブダビが優れた幼児教育の世界的なロールモデルとして、またその貢献者としての地位を確立することを目指している。

BWGsは、バーナードヴァンレア財団の事務局長であるセシリア・ヴァカ=ジョーンズ氏が議長を務め、UAE外務・国際協力省(MoFAIC)の文化担当副大臣であるオマール・サイフ・ゴバシュ氏がBWGの共同議長を務めている。

セシリア・ヴァカ=ジョーンズ議長は次のように述べた。「このブレイクスルー・ワーキング・グループのアプローチにより、世界トップクラスの幼児教育の専門家が集まり、ひとつのミッションに集中することが可能になりました。彼らは、アブダビの子供たち皆それぞれにふさわしい人生の機会を与えるため、可能な限り最高の環境を作り出す手助けをしてくれています。我々が先駆者となり開発した新しいプログラム、政策、計画や構想は、世界各国で採用される幼児教育のモデルとなる可能性があります。」

BWGsでは現在、以下のテーマに関連した課題の調査・評価し、および潜在的な解決策を探っている:

・情緒的ウェルビーイングと社会的相互作用:子供との継続的な交流を促進することで、子供にとって重要な社会的交流スキルが幼少期に身につくと同時に、子供、親、介護者の精神的負担を軽減するエコシステムを構築する。

・子供のための科学技術ヒューマニティ:子供が、生活の中で急速に増加するテクノロジーに対応し、新しいテクノロジーがもたらす多くの恩恵を最大限に享受するために、リスクを十分に認識することと、そのリスクから身を守る方法を検討する。

・21世紀のライフスタイル:子どもたちの心身の健康増進と共に、家庭、学校、地域社会でのより良いライフスタイルを促進し、アブダビ全体の環境を育む。

オマール・サイフ・ゴバシュ共同議長は次のように語った:「これらのテーマは、アブダビのみならず、アラブ首長国連邦や世界中で幼児期の発達を育むための課題と機会の両方を表しています。この専門家チームとBWGsのアプローチを通じて、親や介護者、学界、政府の政策立案者、社会支援団体、民間企業など、子供たちのために、幼児教育のエコシステム全体にポジティブな影響を与えることができる推奨プログラム、政策、計画や構想を生み出すことを目指していきます。」

ゲルフ・ハンバー大学の幼児教育学のプログラム責任者であり、BWGsにも所属しているニッキー・マーティン博士は次のようにコメントしている:「WED運動に参加することは、世界中の幼児教育の専門家が学んだことや経験を活かして、アブダビの子どもたちに直接役立つような取り組みや提言をすぐに行うことができる、実にユニークな機会です。さらに長期的には、WED運動の成果が世界中の子どもたちに恩恵をもたらすことを期待しています。」

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(日本語リリース:クライアント提供)