「免疫」テーマの本を特集 県立紀南図書館

免疫をテーマにした本をそろえた県立紀南図書館のコーナー(和歌山県田辺市新庄町で)

 和歌山県田辺市新庄町のビッグ・ユー内にある県立紀南図書館は「免疫」をテーマにした本の特集展示をしている。9月8日まで。

 展示のタイトルは「めきめき免疫」。「免疫力を強くする」(宮坂昌之著、講談社)、「からだとこころの健康学」(稲葉俊郎著、NHK出版)など約60冊を集め、貸し出している。

 同館の職員は「毎日の食事や生活習慣を見直して免疫力をアップさせ、暑い夏を乗り切りましょう」と呼び掛けている。

 また、同館入り口では9月8日まで、小中学生向けの企画として「BPMリーディング」をテーマにしたミニ展示をしている。

 BPM(ビート・パー・ミニッツ)とは1分間に刻むビート(拍)の数のこと。約60冊の本を、読書中や読後の読み手の心拍数によって「すごく落ち着く」から「超興奮」の五つに分けて紹介している。例えば「すごく落ち着く」は、ほしのこどもをめぐる人々をあたたかく描いた「ほしのこども」(メム・フォックス文、フレヤ・ブラックウッド絵、岩波書店)、「超興奮」は、16世紀のイングランドと日本を舞台にした歴史ファンタジーの「王の祭り」(小川英子著、ゴブリン書房)など。

 開館時間は午前9時~午後7時(土、日曜と祝日は午後6時まで)。月曜休館。

© 株式会社紀伊民報