地域鉄道の発信 共に トキ鉄・銚子電鉄 姉妹鉄道として親交 締結式、キックオフイベントも

 えちごトキめき鉄道(上越市東町、鳥塚亮社長)は15日、直江津D51レールパークで銚子電気鉄道(千葉県、竹本勝紀社長)との姉妹鉄道締結式を開いた。

両社長が締結書に署名を交わし、関係者や来場者から祝福を受けた

 これまでも線路上の玉砂利などを缶詰に封入した商品「線路の石」を共同開発するなど、協力関係を築いてきた両社。地域鉄道の魅力や存在意義のさらなる発信を目的に、姉妹鉄道としての提携を企画した。

 同日は信越本線・直江津―関山間の開業135周年に当たる。締結式はこれに合わせて実施。姉妹締結キックオフイベントとして、両社長のトークセッション、パーク内車両のヘッドマーク撮影会、銚子電気鉄道の人気商品「まずい棒」などの販売が行われた。

 両社は今後、社員の人事交流、コラボグッズの販売、鉄道を通じた相互誘客による地域間交流促進などに注力していくとしている。竹本社長は「これからは姉妹鉄道として親交を深め、100年、200年と続く地域鉄道を目指したい」、鳥塚社長は「銚子電気鉄道を見習いつつ、厳しい経営状況下にある地域鉄道の頑張りを発信していけたら」とそれぞれ意気込みを表した。

 両社は9月に岐阜県の長良川鉄道と姉妹鉄道締結を予定している。

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