【東京パラリンピック】結団式で菅首相がビデオメッセージ「世界中の方々が感動」

左から岩渕幸洋、国枝慎吾

東京パラリンピックの日本代表選手団・結団式が17日、都内で行われ、菅義偉首相らがメッセージを寄せた。

新型コロナウイルス禍の影響で、史上初の1年延期となった祭典の開幕まで残り1週間。東京でのパラリンピック開催は、1964年に続き、2回目となる。

結団式の冒頭で、日本パラリンピック委員会(JPC)の鳥原光憲会長は「今大会は徹底したコロナ対策により安全・安心な大会の実現のために、選手団と関係者の行動制限や、観客の制限など、前例のないパラリンピックとなりますが、これを成し遂げて、世界のパラリンピックムーブメントのさらなる発展に貢献したい」と抱負を述べた。

その後、菅首相がビデオメッセージで登場。「選手のみなさん、東京パラリンピックの出場本当におめでとうございます。新型コロナでみなさんの今日までの道のりは大変なものだったと思います。選手のみなさんが限界に挑戦し、壁を乗り越えていく姿に世界中の方々が感動し、勇気づけられることでしょう」とエールを送った。

最後には、日本代表選手団・主将で車いすテニス男子の国枝慎吾(ユニクロ)が「まだ終息しないコロナ禍において、国民の命を守るためにご尽力いただいている医療従事者、介護従事者のみなさまに選手団を代表して、心からの感謝を申し上げます。東京パラリンピックに出場する我々、日本代表選手団も勇気と覚悟を持って全力で戦い抜くことをここに誓います」などと宣誓した。

東京パラリンピックは24日に開幕し、9月5日まで熱戦が繰り広げられる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社