【東京パラリンピック】主将・国枝&副主将・浦田が決意表明「プレーで選手団に勢いを」

国枝慎吾

東京パラリンピックの日本代表選手団による記者会見が17日、都内で行われ、主将で車いすテニス男子の国枝慎吾(37=ユニクロ)らが決意を口にした。

今大会は新型コロナウイルス禍の影響で、史上初の1年延期となったが、全22競技に過去最多となる255選手(17日時点)が出場予定。国枝は「今大会はすごくイレギュラーな状況だが、開催していただけることに感謝の気持ちでいっぱい。こうして来週の24日に開会式を迎えられるというのは、本当にそれだけですごく奇跡的なこと。そのことに感謝しないといけない」と神妙に語った。

国枝にとっては、五度目の大舞台。自身4個目の五輪金メダルへ「よい結果を出すことが日本選手団にいい流れを持ってくることに繋がるんじゃないかなという風に思っているので、言葉というよりは自分自身のプレーで選手団を勢いづけられたらと考えている」と意気込んだ。

また、副主将でゴールボール女子の浦田理恵(総合メディカル)にとっても4度目の大舞台。「先日の五輪は私自身もオリンピアンのみなさんからたくさんの感動と、今度は自分たちがやるんだっていう刺激をいただいた。いい流れのバトンを引き継いで、これから始まるパラリンピックでは、パラスポーツならではの人が持つ可能性と、限界を超える力っていうものを、輝く結果とともにお伝えしたい」と自らを奮い立たせた。

東京五輪に続くメダルラッシュへ、頼れる主将と副主将がチームをけん引する。

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