DDTのタレント兼プロレスラー・赤井沙希(34)が、男子レスラーによる〝女性蔑視発言〟に大激怒だ。
「WRESTLE PETER PAN 2021」(21日、富士通スタジアム川崎)で樋口和貞、坂口征夫と組み、KO―D6人タッグ王者の遠藤哲哉、高尾蒼馬、火野裕士組に挑戦する赤井は、17日に都内で行われた調印式に出席。
「自分にとって集大成。男子の中で何で女子が1人だけいるのか違和感を持っている人もいると思うんですが、そういう人たちも黙らせたいと思う」と決意を述べ、対戦相手にもメッセージを送った。
「火野選手のチョップをパートナーの2人が食らっているのを見て、ヤバイというのは分かってます。でも、怖さとヤバさを乗り越えてこそのチャンピオンにならないといけない。だから火野さん、遠慮なく私にチョップを打ってきてください!」と懇願した。
ところが火野は涼しい表情で「ハンディキャプマッチのようなもん。負けるわけがない。3人おると言っても1人は女性。おる意味ないから。なんでこの場におるのかわけが分からん。女としてはエエ女なんやから、女の子らしくリングなんかさっさと下りてさ。ガリガリなんやから。何がチョップ打てやだ。打つわけないやろ! バラバラになってしまうで。わしはプロレスラーであって殺人鬼じゃないからな」と一蹴。「チョップは打ちません。そしてお願いや、さっさとリングを下りてくれ」と語気を強めた。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言が世間を騒がしたのは記憶に新しいが、火野のコメントは、はるかにその上をいくものととらえられても仕方ない。
さすがに表情を一変させた赤井は「ガリガリとか言ってたけど、私の脚は確かに細いかもしれない。だからこそ細くて長い脚を突き刺してやりたいと思います」と言葉に怒りをにじませた。
写真撮影後には「おい火野! 川崎はウチのことを無視できへんようにしてやるかなら!」と堂々の宣戦布告。遺恨渦巻く決着戦の行方はいかに。