DDTの〝カリスマ〟こと佐々木大輔(35)が調印式で蛮行を働いた。
「WRESTLE PETER PAN 2021」(21日、富士通スタジアム川崎)で開催されるDDTユニバーサル王座戦の調印式が17日に都内で行われたが、なぜか出席したのは王者の上野勇希(25)のみ。
今林久弥GMの説明によると、ベルトを強奪していた挑戦者の佐々木は返却に応じて調印書にサインはしたものの、調印式への出席だけは拒否したという。
「調印式はそういうシステムなんですか? それでいいんですかね?」と納得がいかない様子の上野だったが、決戦に向け「今までムカついてきたこと、悲しいこと、楽しいこともあったけど、それを全部おもしろがれる、楽しみに換算してきたからこそ防衛できた。それができてないからこの1か月間、窮屈に過ごしてしまった。川崎では僕がためにためた怒りをエネルギーに換算して迎えたいと思います」と決意を述べた。
すると会見中に、挑戦者からのビデオメッセージが送られてきた。映像の中で佐々木は「ささやかなプレゼントを用意しました」と話し「30、29、28…」とカウントダウンを開始。
「0」になった瞬間、佐々木本人が背後から現れ、再び奪ったベルトで上野を殴打。「このベルトは俺のもんだ!」と捨てゼリフを吐いて会場を後にした。
「ムカつきますよ。でも佐々木さんの楽しみは富士通で終わりです」と悔しさをにじませた上野だったが、挑戦者にペースを握られたまま決戦を迎えることになった。