川崎麻世 メリー喜多川さんを追悼「昔と変わらず接して下さり、涙が止まりませんでした」

川崎麻世

ジャニーズ事務所名誉会長・メリー喜多川(本名・藤島メリー泰子)さんが14日、肺炎のため都内の病院で亡くなったことがジャニーズのサイトで17日に発表された。

ジャニーズ事務所でアイドルとしてデビューした川崎麻世は「メリーさん本当にありがとうございました」のタイトルで追悼記事をブログに投稿した。

「本当に語り尽くせない程の思い出と感謝の気持ちで一杯です。今の私はメリーさんがいなければ存在しなかった。私にとっては愛情深い母親であり、芸に関しては誰よりも厳しい教育者でした」

13歳の時からの恩人メリーさんと最後に会ったのは、ジャニー喜多川さんのお別れ会の時だったという。

「自分勝手な思いでジャニーズ事務所を退所してからずっとメリーさんに謝りたかった。直接『あの時はごめんなさい』と謝った際に、『そうよ頑張るのよ。また飲みに行こうね。』と私を抱きしめて頬にキスをしてくれて『love you』と優しく言って下さり、昔と変わらず接して下さったメリーさんを見つめると涙が止まりませんでした」

ジャニーズアイドルとして川崎が忙しかったころの思い出もたくさんある。

「デビューしてからもメリーさんが自ら徹夜で衣裳を作って下さったり、お弁当を作って持たせてくれたり、自ら仕事の送り迎えをして下さったり、ミュージカルの勉強に海外へ行かせて下さったことも」

また、優しい心遣いは40年以上たっても川崎の心に残っていた。

「仕事と学業の両立で眠る時間も無かった私の送り迎えをして下さっていた時のことです。助手席で眠る私をブレーキを踏む度に前方に倒れないようにハンドルを握る手の反対の手で支えてくれたこと、私にとっては愛されていると感じる瞬間でした」

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