鉄壁の守りを誇っていた巨人内野陣が崩壊した。
試合前時点で12球団最少の31失策を誇ったが、17日のヤクルト戦(松山)、同点で迎えた7回裏、巨人3番手・今村が先頭・山田に勝ち越しソロを浴びると一死走者なしから遊撃・坂本が一塁悪送球。さらに一死一、三塁で今度は三塁・岡本和が再び悪送球の適時失策。さらに一死満塁で二塁・吉川の本塁送球が逸れた。
巨人はこの回、今村、鍵谷、大江と中継ぎをつぎ込んだが、ヤクルトの勢いを止められず。大江が押し出し四球、さらに一死満塁から青木の適時打で、7点目を失ったところで原監督がマウンドに向かった。
大江の肩を叩き6番手・桜井との交代を告げた指揮官。締まらない野手陣への無言のゲキと思われたが、桜井が村上、オスナに連打を浴び4点を失った。この回、計9失点とまさかのワンサイドゲームとなった。