【コロナ禍お盆】シニアはどう過ごした?高齢者の2021年お盆の実態とは

今年のお盆はどのように過ごされましたでしょうか。昨年に引き続きコロナ禍であることから、外出自粛を選んだ人が多かったようです。

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では、シニアはどのように過ごしたのでしょうか。また、コロナ禍2年目になったことでシニアのお盆の過ごしかたに何か変化は起こったのでしょうか。今回は、シニアの2021年お盆の過ごしかたについてご紹介します。

シニアはどう過ごした?「2021年コロナ禍お盆」

DMM.comグループの(株)DMMファイナンシャルサービスは、全国の65歳~89歳までの男女800名に「シニア層のお盆期間の過ごしかた」に関するアンケートを実施しました(2021年7月30月~8月3日)。

60代〜80代シニア層に聞いた、2021年お盆の過ごし方

まず、家族の帰省予定について質問しました。すると、家族の帰省を予定している人が最も多い年代は60代、一方で家族の帰省予定がない年代は80代でした。

「帰省予定がある」60代にお盆の過ごしかたについて聞いてみると、「一人または夫婦で旅行(44.4%)」を計画している人が最多、僅差で「帰省する家族または(同居の)家族で団らん(44.3%)」となりました。他の年代と比べるとアクティブに過ごす予定の人が多いことがわかります。

「お盆に家族の帰省なし」シニア、何していた?

では、「家族の帰省予定なし」と回答したシニアはどのように過ごしたのでしょうか?離れて過ごす家族とリモートで会話や会食をするかについて聞いてみると、一定割合以上いることがわかりました。このリモートとは、オンラインと同義。お盆のリモート会話・会食は昨年話題になった「オンライン帰省」のことです。

シニアに浸透!?オンラインでコミュニケーション

リモートで会話や会食をするシニアは60代が多いものの、70代・80代も3割という結果に。このことから、コロナ禍以降リモートでのコミュニケーションが年代関係なく浸透してきていることがわかります。また、「リモートで会話予定」と回答した人の中には、普段からリモートで会話や会食をよく行なっているかとの質問すると、60代が最多で「よく行なっている(月に1回以上、46.9%)」と回答しました。

→コロナ禍でどう変わった?「シニア層のオンライン事情」について知る

2021年コロナ禍お盆、シニアのお財布事情は?

では、お財布事情はどうなったのでしょうか。コロナ禍前後でお盆休みに使う予算について聞いてみると、80代では「予算が増えた(51.4%)」と回答する人が最多でした。一方で60代は「予算が減った(40.9%)」と回答する人が最も多いという結果に。年代によって真逆の結果となりました。

使うお金が増えた理由としては次のような声が挙げられました。

「お金に余裕があり日常的に使う予算が増えたから」
「コロナ禍で外出や人に会う機会が減り、日常的にお金を使わなくなったことで、お盆休みに使う予算が増えたから」

また、使うお金が減った理由としては「コロナ禍前と比較すると収入が減ったから」が6割ごえでした。60代シニアは働く人が多く、新型コロナ感染症を機に仕事面で生活に影響が出ている人が一定数いることが予想できる結果となりました。

いかがでしたか?今回の調査ではシニアでも年代によって過ごし方、お財布への影響が違うことがわかりました。一方で、オンラインでのコミュニケーションは全年代に浸透しつつあることも判明。時流に沿った動きは年代関係と言えますね。

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