長崎市 高校3年などワクチン優先接種へ 進学、就職活動控え

 長崎市は17日、新型コロナウイルスワクチンについて進学や就職活動を控えた高校3年などを優先的に接種する方針を明らかにした。同市はこれまで16~19歳の予約を9月21日、接種を10月10日開始としていたが、約1カ月前倒しする。同市は「感染が拡大している首都圏や福岡県など県外への移動を伴う活動が増えるため」としている。
 同市新型コロナウイルスワクチン接種事業室によると、対象者は(1)18歳(2003年4月2日~04年4月1日生まれ)(2)19~29歳で進学や就職を来春に予定している人(大学生と大学院生を除く)。対象者は約5千人。
 予約は8月20日、接種は9月12日から。接種券は既に送付済み。使用するワクチンは米ファイザー製。同室は「本人と保護者で判断してほしい。早期の接種を希望する人は県が独自に実施している大規模接種も活用して」としている。同調圧力や差別などの問題から学校単位の接種はしないという。
 同室によると、県内外の複数の自治体が同様に高校3年生などを優先的に接種しているという。問い合わせは長崎市ワクチン接種コールセンター(電0120.095827、0570.095355)。いずれも午前8時45分~午後8時。


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