宮崎北高の国指定事業頓挫 外部識者「県教委が妨害」

 文部科学省から指定されている宮崎北高(宮崎市)の「スーパーサイエンスハイスクール」(SSH)の重点枠事業が事実上、頓挫していることが17日、関係者への取材で分かった。同校SSHを指導する大学教授ら外部有識者5人は「県教委が事業の主導権を奪うなどの妨害により独自の研究開発ができなくなっている疑いがある」として、事業費を助成する科学技術振興機構に調査を依頼した。関係者によると、この問題を受けて同校の担当教諭が精神疾患を発症し、傷病休暇に追い込まれている。

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