青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が「アクターズ・ショート・フィルム」で監督に挑戦

WOWOW開局30周年を記念して行ったプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」の第2弾が決定。青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が監督業に挑戦することが分かった。今回制作される作品は、同局で2022年に放送・配信される。

予算・撮影日数など同条件で5 人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作。世界から6000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」のグランプリ、“ジョージ・ルーカス アワード”を目指す。第1弾では磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來がメガホンを取った。

青柳は「映画を愛し、作品作りの苦しみを乗り越えた一握りの経験豊富な人ができるものだと思っていたので、オファーを受けた時は、僕がやっていいのか?と、正直、ひるみました。前作(第1弾)の全作品を見終わった後、皆さんの作品が素晴らしかったので、自信がなくなりました。でも、ありがたいことに、とても優秀で経験豊富な人たちが周りにいるので、その方々に助けていただきながら、作品を一から作る苦しみや楽しみを味わっております」とベストを尽くす構え。

玉城は「自分で物語の指揮を取るのは早すぎる気もしましたが、このままではいつまで経っても今だ、という時期は来ない、とも思ったのでありがたく引き受けることにしました。この時の私はこういうふうに感じていたのだな、と未来の自分が見てクスリと笑えるような作品になれたら、うれしいです」と期待を寄せ、「とにかく伸び伸び気楽にできたら一番だと思っています。前回の監督たちの作品、メーキングに映る表情を見て、そういう気持ちが大事なんじゃないかと思いました」と力を抜いて取り組むようだ。

千葉は「文章を書くことは昔から好きで、少し前から脚本を書くことに興味を持ち始めたのですが、いざやるとなると大違い。自分とにらめっこの日々です。好きという気持ちを忘れてしまいそうにもなりますが、楽しいです」と苦労しつつも、「前回監督された皆さんの作品それぞれに違った彩りを感じられたので、自由にやっていいんだと背中を押されました。今まで出会った監督からしていただいてうれしかったことをまねっこしつつ、僕も自分なりに彩っていけたらと思います。でも、その自由っていうのが意外と鬼門で、ないものねだりですね。見てくださった方に少しでもお土産をお渡しできますよう務めます」と意気込む。

永山は「前回の『アクターズ・ショート・フィルム』、森山未來監督作品で出演させていただき、その後、プロデューサーから、撮りたいですか?とお声掛けいただき、うれしさのあまりすぐにやります!と構想を練り始めました。テーマは、生きる、です。もちろん、一筋縄ではいかないことは承知していますが、結果よりプロセス、現場で楽しむ事を大切にして立ち向かっていきたいと思います」と気合十分。

前田は「映画の世界が私は大好きです。私がまさか監督を…びっくりしました。ですが、新しい入り口に手招きしていただけてワクワクせずにはいられませんでした。そこから私が撮るならこの人たちと一緒にやってみたいと頭にパッと浮かんできました。その夢がすべてかなってしまい。準備は着々と進んでいます。これは撮影を楽しみにせずにはいられません。初めてのことだらけで手探りですが、皆さんに教えていただきながら、やれることは精いっぱいやります。何よりも楽しい現場にしたいです。今回参加される皆さんが同じタイミングでどんな世界を作品にするのかそれもものすごく楽しみにしています」と声を弾ませている。

また、WOWOWオンデマンドでは、第1弾の5作品(https://wod.wowow.co.jp/series/046800)、そしてその軌跡を追ったドキュメンタリー(https://wod.wowow.co.jp/series/45865)を配信中。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021」のコンペテイションにノミネートされた森山監督&永山主演の「in-side-out」をはじめ個性豊かな5作品と、各監督が切磋琢磨(せっさたくま)する姿を見ることができる。

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