WILLER 名古屋市鶴舞エリアの幹線道路で自動運転の実証実験を開始

WILLER(本社:大阪府大阪市)は名鉄バス、国立大学法人名古屋工業大学、イオンタウンと一緒に名古屋市鶴舞周辺の公道にて、2021年8月18日(水)より10月29日(金) までの約2ヶ月半、自動運転の実証実験を実施すると発表しました。

本実証実験は、社会実装可能なビジネスモデルの構築を目指した愛知県における2021年度自動運転実証実験に採択され、「都市部における自動運転を利用した移動」を実証テーマとしており、約一世紀にわたり地域の皆様の移動ニーズにこたえている名鉄バス、海外で商用運行することによる自動運転の知見を持つWILLER、コミュニティ形成の研究を行う名古屋工業大学と、地元の生活ニーズをよく知るイオンタウンが、それぞれの強みを活かして共同で実施します。

実証実験の概要

実施日程

2021年8月18日(水)〜10月29日(金)
・ 昼間運行(10:00〜17:00):期間中の水・木・金曜日(祝日を除く)。
・ 夜間運行(20:00〜22:00):10月14日(木)、15日(金)、20日(水)、21日(木)、22日(金)、27日(水)、28日(木)の7日間(夜間運行は、実証実験関係者のみ乗車可)。
※天候等により変更になる場合があります。

試乗者

・ 8月18日(水):[AM]愛知県知事 他、[PM]報道関係者
・ 8月19日(木)〜9月10日(金):実証実験関係者
※まん延防止等重点措置中は、実証実験関係者のみ
・ 9月15日(水)〜10月29日(金):実証実験関係者、一般利用者(事前予約制・先着順)
※予約方法:特設サイト()または電話(WILLERカスタマーセンター 050-2018-0107 ※営業時間:10~19時)

各社役割

・ WILLER株式会社:サービスの企画・開発、システム・車両提供
・ 名鉄バス株式会社:サービスの企画・開発、運行計画の策定・運行
・ 国立大学法人名古屋工業大学:ニューノーマルにおける移動を通じたコミュニティ形成に関する共同研究
・ イオンタウン株式会社:将来的なサービスモデルの検討
・ WILLER EXPRESS株式会社:運行計画の策定・運行のサポート
・ ST Engineering:自動運転システムの技術面でのサポート
・ BOLDLY株式会社:3Dマップの作成、車両設定、自動運転オペレータートレーニング

ルートは以下の2つ

鶴舞駅ルート

❶イオンタウン千種 → ❷JR鶴舞駅名大病院口 → ❸名大病院駐車場前 → ❶イオンタウン千種

名工大ルート

❶イオンタウン千種 → ❹名古屋工業大学

運行ダイヤ

参照:特設サイト()

自動運転実証実験の主な特徴の3点

①都市部の交通量の多い幹線道路を含むルートを運行し、 一般車両との混在交通における安全性ならびに運行計画の妥当性を検証します。
②定時定路線運行における自動運転化の実用性を検証します。
③長期間(2か月半)に渡り、多くの方が利用するランドマーク間を走行し、地域の方の交通手段として活用いただくことで自動運転に対する受容性醸成とコミュニティ創造を検証します。

自動運転車両詳細情報

車両デザイン

名古屋の三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)をイメージし、兜の立物及び名鉄バスを意識したラインをあしらい、地域の皆様に親しみを持っていただけるよう、想いを込めました。

車両スペック

一般的な運転席、ハンドル、アクセル及びブレーキペダルのない自動運転専用のEV車両で運行します。
[メーカー]NAVYA SAS [車両名称]ARMA
[最高速度]19km/h [車体寸法]全長:4770mm/全幅:2100mm/全高:2610mm
[位置把握]RTK GNSS測位、LiDAR測位、オドメトリ
[定員]14名(着席7名、立席5名、セーフティオペレーター1名、補助員席1名)
[航続時間]約9時間(エアコン使用時約5時間)
[充電時間]急速充電:約5.5時間/通常充電:約12.5時間
[安全性]
・前方約3m以内に障害物を検知した場合は、自動で緊急停止します。
・常にセーフティオペレーターが監視し、危険を察知すればスムーズに手動運転モードに切り替えて走行を
続行します。
・緊急時、車内外のドアリリースレバーでドアの開錠が手動で可能、緊急脱出ハンマーで窓ガラスを割って
脱出可能です。

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