茨城、静岡、京都など6府県にも緊急事態宣言

 菅義偉総理は17日、新型コロナウイルス感染症対策について会見し「茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、京都府、兵庫県、福岡県に緊急事態宣言を発出するとともに、宮城県、富山県、山梨県、岐阜県、三重県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、鹿児島県にまん延防止等重点措置を適用する」と発表した。期間は20日から9月12日まで。

 また菅総理は「緊急事態宣言対象になっている6つの都府県(東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・沖縄)について、また、まん延防止等重点措置の対象となっている6つの道県(北海道・福島・石川・愛知・滋賀・熊本)について、期間をそれぞれ9月12日まで延長する」と述べた。

 菅総理はインドで最初に確認されたデルタ株の影響で「全国で新規感染者の数が急増し、これまでに経験のない感染拡大が続いている。全国の新規感染者数が先週末には(1日に)2万人を超え、正に危機的な状況にある」と危機的状況とした。

 医療に関しても「重症者数も増加し、入院者の方や自宅、ホテルで療養する方も急速に増加している。これに伴い、保健所の体制や医療提供体制がひっ迫し、首都圏を中心に非常に厳しい状況となっている」と危機感を露わにした。(編集担当:森高龍二)

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