BC栃木から巨人入団のダニエル・ミサキが阿部二軍監督とキャッチボール 目標は同郷ビエイラ

阿部二軍監督と投球練習するダニエル・ミサキ投手

まさに夢の舞台だ。BC栃木から巨人に育成で入団したブラジル人右腕ダニエル・ミサキ投手(25)が18日、ジャイアンツ球場で二軍練習に合流。さっそく阿部二軍監督相手にボールを投げ込んだ。

「002」の練習着姿であいさつをするとナインから大きな拍手を受けた。

静岡県出身の日系三世でブラジル国籍を持つダニエルは13年WBCではブラジル代表として出場。183センチ、94キロの恵まれた体から最速154キロを投げる。

キャッチボールを終えるとブルペンで阿部二軍監督を相手に立ち投げ。球筋を披露するとその後は説明を受けながら守備練習などをこなした。練習後、右腕は「本当にチャンスというか。つかんで、うれしく思います。ここに入って、環境もすごくありますし、野球を上手くなりたいという気持ちがすごくありますね」と目を輝かせた。

守護神に成長した同郷のビエイラはかつてのチームメート。「ビエイラを目標にして。人間的にもそうですけど、グラウンド内でもリスペクトしています」とダニエルは笑顔を見せた。

巨人OBのBC栃木・寺内監督からは古巣についてレクチャーを受けた。「(監督からは)あまり焦らずに、自分が今までやったことを出して、ベストを出していけば大丈夫だからと言われた」という。

ブラジル出身でファミリーネームが「ミサキ」でもプロサッカー選手は目指さず。「自分もサッカーは好きでしたけど、足(の技術)が下手でした」と振り返ったダニエルは「キャプテン翼? 知っています(笑)。岬太郎も」と笑顔を見せた。

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