タミー・エイブラハムがASローマに移籍したことで、今夏インテルから復帰したロメル・ルカクのチェルシー“新9番”が濃厚に。チェルシーでは呪いに数字と言われる背番号で、着用した歴代の選手はいずれもプレミアリーグで苦戦。ルカクは9番の呪いに終止符を打つことができるだろうか。
ルカクがクラブ史上最高額150億円でチェルシー復帰!「長い旅から戻ってきた」
クリス・サットン(1999-2000)
当時としては破格の1000万ポンドで、ブラックバーンからチェルシーに到着したサットン。しかし移籍金のプレッシャーと適応に苦しみ、39試合でわずか3ゴールしか挙げられず、翌年の夏に600万ポンドでセルティックに売却された。
マテヤ・ケジュマン(2004-2005)
チェルシーが初めてプレミアリーグを制覇した年だが、その栄光はケジュマンのおかげではなかった。PSVから600万ポンドで移籍したケジュマンはジミー・フロイド・ハッセルバインクのような活躍が期待されたが、25戦でわずか4ゴールに留まる。レジェンドの意思を引き継ぐことができず、アトレティコ・マドリードに売却された。
スティーブ・シドウェル(2007-2008)
元アーセナル練習生だったシドウェルは、チェルシーにとって奇妙な契約だったと言わざるを得ない。フリーでジョゼ・モウリーニョが獲得した同選手は、ランパードとエッシェンのペアを脅かすことができず、アストン・ビラに売却されるまで25試合に出場。9番のシャツは再び着用者を探す事となった。
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フェルナンド・トーレス(2011-2015)
もしかしたらチェルシーのファンは、2012年のCL準決勝バルセロナ戦のゴールだけでも、移籍金5000万ポンドの価値があったと主張するかも知れない。リバプールの4年間で142試合81得点を叩き出したトーレスだが、何故かチェルシーで活躍できず。172試合で45ゴールという結果に終わり、呪いの数字をさらに強調させた。
アルバロ・モラタ(2017-2018)
2017年に6000万ポンドという巨額の資金を費やし、レアル・マドリードからモラタを獲得した。移籍初年度は公式戦15得点を挙げたが、2年目はプレミアでわずか5ゴール。背番号を変えたが状況はさらに悪化し、尻尾を巻いてスペインに帰っていった。
ゴンサロ・イグアイン(2019)
マウリツィオ・サッリ監督にとっては夢のような契約であり、ナポリの大成功を知っていることからイグアインは最高のパフォーマンスを引き出すストライカーになるはずだった。ところがイタリアでの輝きは見る影もなく、逆に体力とスピードの低下が露呈。19試合5ゴールに終わりユベントスに旅立ったが、皮肉なことに新天地でのボスもサッリだった。
編集部 中田