オスプレイ、部品落下事故後も連日飛行 5日連続で夜間訓練の可能性も

 【宜野湾】12日に落下物事故を起こした米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの同型機が連日、離着陸訓練を続けている。16日は航空機騒音規制措置(騒音防止協定)で制限される午後10時を超えて夜間飛行した。米連邦航空局の航空情報(ノータム)によると、20日まで5日連続で夜間飛行する可能性がある。

 宜野湾市の基地被害110番には連日、周辺住民から「上空を飛んでやかましくて寝られない」といった苦情が寄せられる。県と市の騒音測定によると、16日午後10時44分に新城地域で、全8観測地点で最大となる83.8デシベルの騒音が発生した。松川正則市長は17日に米軍へ抗議したが、米軍は「真夜中の訓練をしないといけないので理解してほしい」と返答したという。

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