病院建設の契約解除は「違法」と提訴 市長に損害賠償4200万円求める

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野洲市役所

 滋賀県野洲市の栢木進市長が前市長時代に締結されたJR野洲駅前での病院建設設計業務契約を解除したのは違法だとして、市民ら2人が18日、4256万円の損害賠償を求める住民訴訟を大津地裁に起こした。

 訴状によると、市病院設置条例で駅前が新病院の建設地と定められているにもかかわらず栢木市長が方針転換し、契約を解除したのは条例違反だと主張。市長に対し、解除の際に市が出来高として設計業者に支払った清算金と同額を賠償するよう求めた。

 市民らは今年5月に同様の内容で住民監査請求したが、契約に基づき支払いが行われており、損害は確認できないとして棄却されている。

 提訴後に大津市内で会見した原告の一人の男性(77)は「監査結果は全く理解できない答え。市長は単独の考えで事業を進め、条例を無視しており、納得できない」と話した。一方、栢木市長は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。