【新型コロナ】横浜に宿泊療養施設2カ所確保 神奈川県、下旬から稼働へ

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染者の急増を受け、神奈川県の黒岩祐治知事は18日の定例会見で、新たな宿泊療養施設を横浜市内に2カ所確保したと発表した。今月中に受け入れを始め、さらなる療養者の増加に備える。

 新たな施設は、25日から稼働する横浜市鶴見区鶴見中央4丁目の「ベストウェスタン横浜」(185室)と、27日から稼働する同市中区山下町の「東横INN横浜スタジアム前Ⅰ、Ⅱ」(441室)。バックヤードなどとして活用する部屋もあるため、実際に療養者の受け入れに活用できるのはベストウェスタン横浜が約150室、東横INNが約400室になる。

 知事は新規感染者の発生数や医療提供体制も考慮して横浜市内に確保したとし、「感染対策は専門家の指導の下、しっかり行っていく。地域住民の皆さんには理解と協力をお願いしたい」と述べた。県内の宿泊療養施設は計11施設で確保室数は計2851室となった。療養者の受け入れに活用されるのは約2450室という。

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