【アイスホッケー】ロシア選手が中国選手侮蔑の「つり目ジェスチャー」 クラブは謝罪し罰金処分

アイスホッケーの国際試合で、ロシア選手が中国選手に対し、アジア人侮蔑を意味する「つり目ジェスチャー」を行い、非難されている。

カザフスタン大統領杯のカザフスタン「トルペド」対中国「崑崙レッドスター」の一戦。途中で乱闘状態になった際、トルペド所属のロシア人選手ペトロシャンが、中国人選手に対し、片手の人さし指で目をつり上げるジェスチャーでにらみつけた。中国人選手は意味に気が付き、憤慨した。

事態を重く見たクラブは声明で、中国チームと選手に謝罪。「クラブは、倫理規範に違反する行為に対してペトロシャンに罰金を科し、彼と教育的な会話を行った。肌の色や人種に基づいて人を侮辱することに、言い訳は通用しない」と非難し、罰金を科したことを明かした。また、ペトロシャンも「乱闘の結果、感情で引き起こされた。心から後悔している。民族と人種で人を分けたことはない。私はクラブと相手選手(実名)に個人的に謝罪したい」と謝った。

つり目ジェスチャーを巡っては、タイ選手に対して行ったセルビアの女子バレーボール選手が2試合の出場停止や罰金を科せられるなど、スポーツ界でも問題となっている。

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