【全日本】諏訪魔がアブ小林を〝流血葬〟「ここシャワーねえんだぞ、大迷惑だ!」

場外でアブドーラ小林を攻める諏訪魔

18日の全日本プロレス・保土ヶ谷公会堂大会で王道トーナメント2回戦が行われ、前3冠ヘビー級王者の諏訪魔(44)が因縁のアブドーラ小林(45=大日本)を下し準々決勝(24日、東京・新木場1stRING)に駒を進めた。

試合は序盤から大荒れとなった。ゴング前から小林に襲い掛かられ、諏訪魔は一気にヒートアップだ。早々に小林からの返り血で金髪を赤く染めて暴走ファイトを展開した。途中、小林の新技「バカチンガースリーパー」につかまりそうになる場面もあったが、これを脱出すると、岩石落としで投げて逆に万力スリーパーで捕獲。そのまま絞め落とし、レフェリーストップ勝ちを収めた。

だが試合後も勝ちを喜ぶ間もなく怒り心頭で「腹立つな! 血をだしゃいいってもんじゃねえんだよ! 大迷惑だ! ここシャワーねえんだぞ。どうやって帰るんだ、気分わりい!」。セコンドの田村男児が小林から渡されたTシャツを持っているのを見つけると「何持ってんだ!」と切れて破かせるなどブチぎれた。

するとそこに割って入ったのが小林だ。フェンスを持ち込みひとしきり乱闘すると、立ち去る諏訪魔の背中に「これがお前らのやり方かあ!」と罵声を浴びせる。そして「レフェリーが5カウントを取らないなど諏訪魔よりだった。セコンドが介入した」などと独自の主張を繰り広げた上でPWFに抗議する意向を表明した。

これにより準々決勝で諏訪魔は入江茂弘と対戦することが決定。残る3試合は「ジェイク・リーVS吉田綾斗」「青柳亮生VS芦野祥太郎」「宮原健斗VS石川修司」となった。

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