渡部陽一氏〝アフガン滞在説〟を追跡 SNSで緊迫現地リポートを連続投稿

渡部陽一氏

戦場カメラマン・渡部陽一氏(48)はいずこ――。

反政府武装勢力タリバンが15日にアフガニスタンの首都カブールを制圧。大統領府を掌握したことで、今後同国の行方が懸念されている。

「そこで、にわかに脚光を浴びているのが渡部氏のツイッターなんです。タリバンがカブールに迫ったころから現地の緊迫した様子を報告しているのですが、反響が大きいのですよ」と話すのはテレビ関係者。

渡部氏のツイッターには「南部最大都市カンダハールや首都に隣接するロガール州の州都プリアラムが陥落」(14日)、「アフガニスタン拠点のイスラム組織タリバーンの支配地域が全土に急拡大」(15日)、「ガニ大統領は隣国に脱出。多数の外国人が国内に残されている状態」(16日)、「退避する市民がアメリカ軍監視下にあるハミド・カルザイ国際空港に殺到」(17日)、「国民がタリバーンの声を信じることは事実上皆無」(18日)などとつづられている。

たしかに、それまで1ケタが普通だったリプライは2ケタ、3ケタと大幅増。フォロワーから「身の安全を第一にお考えください!」「現地からの貴重な情報ありがとうございます」と渡部氏を案じる投稿が相次いでいるのだが…。

「実は、渡部氏は国内にいるんです。ニッポン放送の『渡部陽一 明日へ喝!』への収録も普通に行っていますし。ツイッターではアフガンにいるとは言っていませんが、国内にいるとも言っておらず、誤解してしまう人が続出しているのです」(前同)

所属事務所に問い合わせると「渡部は国内にいます」とのこと。どうやらタリバンから攻撃される心配はなさそう。もっとも、一連のツイートは、渡部氏がこれまで戦場取材をしてきた知識や情報網の賜物なのは間違いない。これからも貴重な情報を期待したいところだ。

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