名古屋工業大学が基幹工学教育課程(夜間主)を新設、一般選抜を廃止 2022年4月より

名古屋工業大学は、2022年4月より工学部(第二部)の4学科を再編し、夜間教育を主体とした基幹工学教育課程を新設する。また入学者選抜の「一般選抜」を廃止し、「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」を新たに導入する。

今回新設する基幹工学教育課程では、中京地域の産業特性をふまえ「電気・機械工学」および「環境都市工学」の2コースを設置して実践的演習を行う。また、工業高校等の専門学科出身者を対象にした学校推薦型選抜と、経済的に就学困難な学生や社会人技術者に総合型選抜を行うことで、基幹技術の展開を具現化する創製人材の育成を目指す。標準修業年限は5年間。

募集人員は、【電気・機械工学コース】学校推薦型8名、総合型2名、【環境都市工学コース】学校推薦型8名、総合型2名。総合型選抜の出願期間は2021年9月21日~24日、学校推薦型選抜の出願期間は2021年11月2日~5日。両選抜ともに大学入学共通テストを利用しない入試となっている。一般選抜が廃止されているため、希望する方はできるだけ早い準備が必要になる。

※最新情報については必ず名古屋工業大学Webサイトの2022年度入学者選抜要項を確認のこと。

働きながら学べる国立大学理工系学部の夜間主コース(夜間教育を主体とする課程)は、入学金や授業料が昼間部の半分で、初年度納入金は40万8900円と格安である。しかし社会情勢の変化に伴い学生が減少し、多くが廃止された。2022年度入試で募集しているのは名古屋工業大学の他、室蘭工業大学理工学部夜間主コース・山形大学工学部フレックスコース・茨城大学工学部フレックスコース・電気通信大学情報理工学域夜間主課程・徳島大学理工学部夜間主コースの6大学のみとなっている。名古屋工業大学のみ標準修業年限が5年で、他大学は4年となっている。

参考:【名古屋工業大学】名古屋工業大学、2022年4月に基幹工学教育課程(夜間主)を新設し、一般選抜を廃止

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