【18日】長崎県内15市町 89人コロナ感染 クラスター拡大

18日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (17日午後7時現在)

 長崎県などは18日、県内11市4町で新たに計89人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。既に発生している長崎市役所と五島市の自動車学校のクラスター(感染者集団)がそれぞれ拡大した。
 長崎市役所関連では、新たに20~40代の男女計5人の陽性が判明。市職員の感染者は計11人となった。いずれも市役所本館5階フロア勤務で、不特定多数の市民らとの接触は確認されていない。陽性者と関係する同フロアの職員16人の検査を進めている。
 五島市の五島自動車学校では、運転免許合宿に島外から参加していた教習生11人と職員1人の陽性が確認され、感染者は計18人となった。同校によると関係者の検査は全て終わり、症状の軽い陽性者と濃厚接触者については保健所の指示に従い、同校の宿泊施設で個室隔離するという。
 県は18日、五島医療圏の病床確保のフェーズを「2」から「4」に引き上げ、確保病床を10から23に増やした。
 佐世保市は12人。このうち感染経路不明は5人、うち1人は市外から市内の親族宅を訪れていた30代の女性医療従事者。この女性と同行していて濃厚接触者として検査した家族の10歳未満男児と40代男性会社員のほか、親族の70代女性の感染が分かった。
 諫早市は18人で、このうち7人は感染経路不明。


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