「八月は夜のバッティングセンターで。」第7話のレジェンド選手は50歳まで現役を貫いた鉄人・山本昌

テレビ東京ほかで8月25日放送の連続ドラマ「八月は夜のバッティングセンターで。」(水曜深夜1:10)の第7話に、レジェンド選手として山本昌が出演することが分かった。

本作は、夏休みに都内のバッティングセンターでアルバイトをすることになった女子高生・夏葉舞(関水渚)と、「バットのスイングだけで、その人がどんな悩みを抱えているか分かる」と豪語する謎の元プロ野球選手・伊藤智弘(仲村トオル)が、毎回バッティングセンターを訪れる悩める女性たちを「野球論」で例えた独自の「人生論」で解決へと導いていくベースボール・ヒューマンドラマ。

これまでにも、ノールック投法の元メジャーリーガー・岡島秀樹、セ・パ両リーグでの本塁打王達成の強打者・山崎武司、日本、メジャーリーグ、台湾プロ野球、BCリーグとプロにこだわり続ける川﨑宗則選手、職人的リリーフエース・五十嵐亮太、日本球界を代表する女房役として鳴らした里崎智也、5年連続2桁勝利を誇るグレートエース・吉見一起らが、人生を語る野球場に登場し、数多の悩める者たちを奮い立たせてきた。

第7話は「週末に何して遊ぶ?」をテーマにした雑誌「WEEK ENDER」の編集者・武田尚美(板谷由夏)の物語。尚美は、かつては編集長も認めるほどの編集部のエースだったが、今はいい企画が出せず編集部でのポジションは微妙なものになっていた。

創刊15周年企画として「バッティングセンター特集」を思いつくも、その焦りが伝わったからか、尚美のスイングを見た伊藤は静かに告げる。「このままじゃ、どれだけ振っても当たりませんよ」。そして、伊藤が尚美を導いた球場に現れたのは、投手として日本のプロ野球で唯一50歳まで現役を貫いたレジェンド・山本昌だった。山本が尚美にかけた言葉とは?

山本は「野球選手として50歳まで現役を続けましたけども、ドラマの撮影に初めて参加させていただきました。朝から緊張して大変だったわけですけど、周りのスタッフの方、監督、出演者の方…作ってくださる方たちが親切で、緊張している私を優しくリードしてくれましたので、楽しく撮影させていただきました」と、初ドラマ出演の心境を述べた。

さらに「野球は、物心ついた頃からずっとやってきましたので、人生のほとんどを占める一部だったんですね。幸せなことに引退してからも野球関連のお仕事に就けたと。そういうことを考えると、私にとって野球とは“生活の一部”であり、“一生付き合えるスポーツ”だったんだなと。こんな幸せなことはないなと思います」と自らの野球人生を振り返った上で、「私たちプロ野球OBが、毎回自分の経験なり自分の思いなりを、視聴者の方に伝えられるということになります。私自身、自分が思っていたことを引き出していただきましたので、ご覧いただけるとうれしいなと思います」とアピールした。

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