キャンパー必見のカレーキット! 『マグロのイタダキ』で本格スパイスカレーをイタダキます!

3日連続カレーでも大喜びできる、カレー大好きマンことぐりこです。最近、スパイスカレー作りがにわかにブームとなっており、キャンプでスパイスカレー作りを楽しんでいる方も多いはず。そんなスパイスカレー作りにドハマリ中の方も、「スパイスカレーを作りたいけど、難しそう…」とお悩み中の方も、要チェックなのが2021年2月に発売されたカレーキット『マグロのイタダキ』です。今回は、自宅でもキャンプでも本格スパイスカレーが楽しめる、マグロのイタダキの実食レポをご紹介します。

プロ級にウマいマグロの尾の身と山椒のカレーが楽しめる 『マグロのイタダキ』の概要をチェック!

筆者撮影

『MAGURO NO ITADAKI (マグロのイタダキ)』は、静岡県で水産食品の販売を行うフジ物産株式会社が販売する、スパイスカレーキットです。

マグロのイタダキの最大の特徴は、その名の通り「マグロの尾の身」を使ったマグロカレーであること。

マグロの尾の身は、市場での流通が圧倒的に少なく、レアな食材。というのも、実は、釣り上げられたマグロは、血抜き処理のために尾が切られます。

切り落とされたマグロの尾の身は、漁船の船員さんたちが、ひそかなごちそうとして食べるそう。しかし、消費しきれず、行き場を失くしてしまうマグロの尾の身も少なくないのです。

捨てられる尾を見て、マグロたちはこんなふうに思うはず。

「本当は尾っぽと一緒に水揚げされたい。頭から尾っぽまで愛されたい」

このマグロの憂鬱を晴らすべく生まれたのが、マグロのイタダキ。マグロの尾の身を豪快に使い、キャンプなどのアウトドアシーンで楽しめるように開発された、本格スパイスカレーです!

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マグロのイタダキをイタダキます! スパイスカレー作り大好きキャンパーが作ってみた

自称スパイスカレー大好きキャンパーの筆者が、マグロのイタダキを実際に作ってみました。

アウトドア向けのカレーキットであるマグロのイタダキは、「お皿にそびえ立つマグロのイタダキを、山のイタダキを見ながら楽しんでもらえれば」といった思いも込められて作られた製品。

しかし、2021年7月現在、筆者が住む東京は、緊急事態宣言などで忙しない日々……。そのため、今回は涙を呑みながら、自宅でマグロのイタダキを作ってみました。

「こんにちは 僕マグロです」とマグロのイタダキが登場!

筆者撮影

2021年7月某日、マグロのイタダキが自宅に届きました。ウキウキしながら開封してみると「こんにちは、僕マグロです」とマグロからのメッセージが。

可愛らしいマグロからのメッセージに、「マグロ……俺が……幸せにしてやるからな……!!」とおいしくイタダく決意を固めました。

マグロのイタダキだけではカレーは作れない!

マグロのイタダキは1キット2人前で、以下の5点が詰め合わせになっています。

筆者撮影 マグロのイタダキの中身
  • マグロの尾の身:2尾・合計450g以上
  • ホールスパイスMIX
  • パウダースパイスMIX
  • 山椒MIX
  • 甘夏チャツネ

ただし、調理の際には、キットだけではなく、以下の食材を自分で用意する必要がある点に注意してください。

筆者撮影 自分で揃える必要がある食材
  • 玉ねぎ:中2個くらい
  • すりおろしにんにく:10g
  • すりおろししょうが:15g
  • ダイスカットトマト缶:300g
  • サラダ油:大さじ4
  • 塩:小さじ1
  • 塩コショウ:少々
  • 水:400cc
  • ごはん:お好みで
  • プレーンヨーグルト:お好みで
  • パクチー:お好みで

こうして見ると「用意するもの多くない?」とげんなりしてしまいますが、実際揃えてみるとほとんどはご家庭によくあるものです。特別な食材といえばパクチーくらいなので安心してください。

なお、筆者はパクチーが苦手なので、今回はパクチーなしで作っていきます。

いざマグロのイタダキを調理!

マグロを幸せにするべく、私もおいしいカレーで幸せになるべく、気合を入れて調理していきます。

マグロのイタダキを開発した桑折敦子さん曰く、調理のポイントは以下の2つ!

  • マグロの尾は、両面焦げ目を付けてから煮込むこと。焦げ目の香ばしさも旨味のうち
  • 玉ねぎは、揚げ炒めするイメージで、茶色になるまで炒める

ちなみに、桑折さんは食べるスープの専門店「スープストックトーキョー」のほとんどのメニュー開発に携わる、超スゴい料理家の方です。

それでは、マグロのイタダキの調理に入っていきます。まずは、解凍したマグロの尾の身を開け、表面の水分を拭き取ってから軽く塩コショウをします。

筆者撮影 マグロの尾の身は冷凍されているので、冷蔵庫で1晩寝かせて解凍しました

サラダ油大さじ1を入れてよく熱した鍋に、マグロの尾の身を投入。焦げ目がしっかりつくように、あまり動かさず、中火でガッツリ焼いていきます。

筆者撮影

ちなみに、筆者はステンレス製の鍋を使っていますが、鍋はなんでも大丈夫です。

ただ、ダッチオーブンやホーロー鍋など、焼く・煮込むが得意な鍋だと、よりおいしく作れるはずです。キャンプ場で作るなら、ぜひダッチオーブンでチャレンジしてみてください。

マグロの尾の身を両面焼いたら、マグロの尾の身を一旦お皿などに移動。

筆者撮影 マグロの尾の身はあとで煮込むので、中まで火が通っているかは気にしなくてOK

鍋の汚れを拭き取り、サラダ油大さじ3とホールスパイスMIXを入れて中火で熱します。

筆者撮影 ホールスパイスMIXにはカルダモン・グローブ・シナモンスティックが入っています

カルダモンがぷっくりと膨らんできたら、みじん切りにした玉ねぎをIN。軽く油を馴染ませ、あまり動かさずに揚げ焼きしていきます。

筆者撮影

玉ねぎが色づいてきたら、おろしにんにく・おろししょうがを入れて、茶色になるまでしっかりと炒めます。

筆者撮影 写真よりももう少し濃い茶色になるまで炒めましょう!

ダイストマト缶を加え、水分が飛ぶまで炒めます。たまねぎの炒めもあわせると、作業になかなかの時間がかかりますが、おいしく仕上げるためには根気よく炒めるのが大切です。

筆者撮影

パウダースパイスMIXと塩を加えたら、弱火に変えて2分ほど炒めます。だいぶもったりとした、ペースト状になってきました。

筆者撮影

続いて、鍋に水400ccと甘夏チャツネを加えて軽く混ぜたら、マグロの尾の身も鍋の中へ。

筆者撮影 沈んでしまいましたが、しっかりマグロの尾の身×2も入っています

ここまで終われば、あとは蓋をして煮込んでいくだけ!

筆者撮影

20分ほど煮込んで程よいとろみがついたら、仕上げに山椒MIXを入れます。

筆者撮影

少し味見をして、お好みで塩を入れて味を整えれば、マグロのイタダキの完成です。

筆者撮影 そびえ立つマグロのイタダキ!もっと深めのお皿に入れるべきだったと反省してます。お米は白米ではなく雑穀米です

マグロのイタダキのお味は? 実際に作ってみて分かった注意点も解説

筆者撮影 公式パンフレット

初体験のマグロの尾の身、見た目的にはカジキマグロやブリのような雰囲気だったので、そんな感じのあっさりとした味かと思いきや、もっとジューシーで濃厚な味わい!見た目よりもずっと柔らかく、ホロホロした食感でした。

気になるカレーのお味は、想像よりもずっと、いい意味で複雑な味でした。トマトの酸味のあとに、爽やかな甘夏の香りが鼻を抜け、最後にはガツンと山椒の辛さがやってきます。

スパイスの調合が絶妙で、一口ごとに、さまざまな風味を感じます。この絶妙は加減は、自分で作ったとは思えない、まさにお店級の味わい。

正直にいうと、調理中は「これ、ちょっと生臭くなるんじゃないの……?」と不安があったのですが、しっかり煮込むと、まったく生臭さは感じませんでした。魚が苦手な方でも、これなら食べられるんじゃないの?というレベル。

「マグロの尾の身と山椒のカレーか、めずらしいな~!桑折さんが開発に携わってるなら、きっとおいしいだろうな!」くらいの軽い気持ちで作ってみたら、度肝を抜かれるおいしさでした。

ただ、実際に作ってみて「説明書には書いてなかったけど、ちょっとここは気をつけたほうがいいかも!」という注意点、もとい反省点もいくつかあったのでご紹介します。

マグロのイタダキを作るときの注意点【1】山椒MIXは少しずつ入れること!

山椒MIXをまるっと1袋入れたところ、だいぶパンチの効いた辛さになりました。

筆者は辛いものには強いほうなのですが、それでも「辛い!」と感じたので、特に辛いものが苦手な方は注意してください。

辛いものが好きな方でもまずは1/2袋、辛いものが苦手な方は1/4袋くらいにしておいて、味見をしながら足していくのがよさそうです。筆者も、次に作るときは1/2袋にしたいなと思っています。

マグロのイタダキを作るときの注意点【2】蓋をしないで煮込んで水分を飛ばすこと!

今回、水分が飛びづらい無水調理鍋で調理したせいか、水分が少し多い仕上がりになってしまいました。

筆者撮影 食べたあとに知ったのですが、もっとペースト状に仕上がるのが正しいようです

20分くらい煮込んでみて「あれ、なんだか水分が多いかも……」と感じたら、蓋を外した状態でさらに煮込んで、水分を飛ばすとよさそうです。

次のキャンプでは『マグロのイタダキ』を使った本格スパイスカレーを楽しんでみては?

筆者撮影 この甘夏チャツネがいい仕事をしてくれていました

実際にマグロのイタダキを作ってみて、ちょっとした反省点もあったものの、自分で作ったとは思えないほど本格的な味わいが楽しめました。

完成までの調理時間は、煮込みや盛り付けなどの時間なども含めてだいたい1時間くらい。

時間にするとそこそこのボリュームですが、テクニックを必要とするような調理工程はほとんどありません。必要なのは根気と時間だけで、料理が苦手な方やスパイスカレー作り初心者の方でも難なく作れそうな印象でした!

キャンプでは、根気と時間をかけてやる作業ほど楽しく感じることが多いですよね。それを考えると、1時間の調理時間も、フィールドなら非常に楽しい時間になるかと思います。

私も、次は今回の反省点を活かしながら、キャンプ場でマグロのイタダキをイタダキたいです。

マグロのイタダキはオンライン通販で購入できますので、スパイスカレー作りを楽しみたい方はぜひチェックしてみてくださいね!

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