衆院選 長崎 自民4区公認 話し合いへ 北村氏と3支部、25日で調整

 次期衆院選長崎4区の自民党の公認候補を巡る問題で、立候補を予定する党現職で前地方創生担当相の北村誠吾氏(74)=7期目=と、西海市区選出の県議で前議長の瀬川光之氏(59)の公認を求める同市内の3地域支部が近く話し合いの場を設けることが18日、複数の関係者への取材で明らかになった。
 同日、長崎市内で県連の古賀友一郎会長、山本啓介幹事長と西海市内の2支部長が協議して確認した。関係者によると、25日に古賀会長も同席し、西海市内で話し合う方向で調整している。また、支部側からは4区内の各支部長、幹事長の会合を開き公認について協議するよう要望があったという。
 4区候補を巡っては昨年秋、北村氏の不安定な国会答弁などを理由に、今回の3支部を含む5支部が公募や再考を県連に上申した。これに対し「現職が原則優先」とする党本部の方針でいったんは落ち着いたが、支部側には「北村氏から説明がない」と不満がくすぶっていた。今月10日、3支部が瀬川氏を公認候補とする手続きを進めるよう求める文書を県連に提出した。

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