【JRA】新種牡馬ラニ産駒の良血アクティナがデビュー 〝国際派〟の父にJRA初勝利を届けられるか

アクティナは父ラニにJRA初勝利をプレゼントできるか

近親に13年のダービー馬キズナ、GⅠ3勝の名牝ファレノプシスがいる良血アクティナ(牡2・松永幹=母ヴィクトリアアイ)が、土曜(21日)小倉6Rのダート1700メートルでデビューを迎える。

父は現2歳世代が初年度産駒となる新種牡馬のラニ。日本調教馬として初めてUAEダービー(16年)を制し、米3冠戦(9、5、3着)にもフル参戦した〝国際派〟だ。

親子ともに管理する松永幹調教師は、「お父さんと同じ大型馬で、力強い走りをしています。血統的にも体型的にもダートが合いそうです」と評価。父は米遠征時にゴジラの愛称で呼ばれた〝番長キャラ〟で知られるが、アクティナは「真面目で扱いやすい」優等生タイプとのこと。

18日(水)の最終追いでは栗東坂路で4ハロン53・9―12・9秒をマーク。「まだ自分からという感じではないけど、うまく小回りに対応して現状の力を発揮してくれればと思います」(松永幹調教師)。まずは父にJRA初勝利を。そして、偉大な蹄跡に近づくための第一歩を踏み出したい。

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