【新型コロナ】神奈川県所管域で過去最多437人感染、2人死亡

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は19日、県所管域で新たに10歳未満~80代の男女437人の感染が確認され、横浜市の90代男性と厚木市の70代男性の2人が死亡したと発表した。437人は17日の411人を上回り、県所管域で過去最多を更新した。中等症が1人で、ほかは軽症か無症状。255人が感染経路不明だった。

 90代男性は6日に陽性が判明し、13日に新型コロナによる肺炎で死亡した。70代男性は16日に自宅で体調が悪化し、救急搬送された病院で陽性が判明。同日、他疾患で死亡した。

 年代別では、20代が96人、40代77人、30代73人、10代71人、50代62人、10歳未満29人、60代14人、70代9人、80代6人。

 県厚木保健福祉事務所管内の運送業の事業所では、従業員1人の感染が新たに判明。感染者は計6人になり、県はクラスター(感染者集団)が発生したとしている。クラスターが発生している県小田原保健福祉事務所管内の児童福祉施設では、利用者2人の感染が新たに判明。感染者は計13人になった。

 この日の新規感染者のうち、別居親族からの感染が少なくとも20人確認されており、県は夏休み期間を迎える中で注意を呼び掛けている。

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 県は19日、県内で既に公表されている新型コロナウイルス感染者のうち、1053人がインド由来のデルタ株に感染していた疑いがあると発表した。

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