市川由紀乃〝ものまね〟でつかんだ「十万石まんじゅう」CMナレーション

CMナレーションに挑戦する市川由紀乃

演歌歌手・市川由紀乃(45)が19日、都内で出身の埼玉県の銘菓「十万石まんじゅう」のCMナレーションに初挑戦した。

埼玉・行田市に本社がある「株式会社十万石ふくさや」が販売しているのが「十万石まんじゅう」。さいたま市出身の市川は、子供のころから同店のCMを見て育ち、この饅頭が大好きで、よく食べていたという。

5年前には十万石東浦和店で一日店長を務め、当時発売していたオリジナル曲「心かさねて」を文字って「心かさねてまんじゅう」を一日限定で販売したこともある。

「十万石まんじゅう」のテレビCMは、1979年、テレビ埼玉(愛称・テレ玉)の開局当初からオンエアされた。「風が語りかけます。うまい、うますぎる。十万石まんじゅう。埼玉銘菓・十万石まんじゅう」というナレーションが埼玉県民の間に浸透し、今年で43年目を迎える。

今回は、そのナレーションの部分を初めて市川の声に変えてレコーディング。15秒の短いCMだが、男性の渋い声によるおなじみのフレーズが、優しくソフトに語りかける市川の声に変わることで、お茶の間の大きな話題を呼びそうだ。

市川は「大好物のCMナレーションのまねをしていたらスタッフの人に大受け。それがご縁で今回、CMのナレーションをやらせていただくことになり、感激しています。十万石まんじゅうのCMはこの方の声でしょ、というのがずっと染みついているので、自分の声になったときに自分自身も違和感がありましたが、それを埼玉県民の方が聞いたとき、『あれっ』と思っていただけたられしいですね」。

CMは9月1日から14日までの2週間、期間限定でオンエアされる。テレビ埼玉の受信エリア外の人には、9月上旬からユーチューブ市川由紀乃公式チャンネル「由紀乃結晶」で同CMが視聴可能だ。

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