巨人・大竹寛投手(38)が19日、イースタン・リーグのロッテ戦(ジャイアンツ球場)に2番手で登板し、1イニングで3三振を奪い、無失点で封じた。
先頭打者の植田を空振り三振で仕留めた後、味方守備の失策と中前打で一、二塁とされたが、続く菅野と鳥谷のバットを空を切らせた。3つのアウトをすべて空振り三振で奪った大竹は「久々のマウンドでしたが、今持っている力をすべて出すことができました。もっと状態を上げてチームの力になれるように頑張ります」と充実の汗をぬぐった。
今季の一軍登板は3試合。6月下旬にもコンディション不良を発症したが、今月12日の一軍練習に参加し、シート打撃では特別カウントながら北村、亀井、丸、岡本和から4者連続三振。その際、視察した原辰徳監督(63)は「寛ちゃん、今日俺に『(状態は)60%』だって言ったんだよな。あれで『60%』だったら、100%だとどんなピッチャーになるんだろうな。楽しみにしているんだけど」とうれしそうに語っていたが、着実に〝全快モード〟に近づいているようだ。