スバル 新型WRXのワールドプレミア取り止めでスバリストも落胆! ニューヨークショー開催中止で正式発表は今秋に延期か

スバルのスポーツセダン、新型「WRX」は、本来なら2021年8月19日(木)[現地時間]、同日開幕の北米・ニューヨーク国際モーターショーで世界初公開される予定だった。しかし直前になって、新型コロナウィルス・デルタ株の急速な拡大の影響を受け、ニューヨークショーの開催が急きょ中止。スバルもせっかくの発表の場を失ってしまった。

「スバル 新型WRX 2022年モデル」[SUBARU USA 公式サイト(https://www.subaru.com/2022-wrx)] [photo:SUBARU]

スバル 新型WRXワールドプレミアの場が直前になって開催中止の憂き目に

写真は現行型WRXファイナルモデル「SUBARU WRX STI EJ20 Final Edition」

スバルの北米法人 SUBARU of America(SOA)は2021年7月27日(火)[現地時間]、北米・ニューヨーク国際モーターショーで、新型「WRX」を世界初公開すると発表した。

そのニューヨークショーの開幕は本来なら2021年8月19日(木)のことだったが、直前の8月4日になってショー主催者側から中止が発表されている。これは新型コロナウィルスの変異型デルタ株拡大の影響を受け、急きょ決定したもの。なおニューヨークショーは本来の開催時期であった春開催に向け、2022年の開催日程を変更する予定とした。

ショー中止により、残念ながらスバルはせっかくのニューモデルお披露目の場を失ってしまった。当初はライブ配信によるワールドプレミアも同時に実施すると伝えられていたが、こちらも延期となった。

北米では2021年6月頃よりティザーサイトも用意されていた

現行型WRXは日本でも既に販売を終了しており、新型登場が待たれている状況。北米スバルサイトでは、早くも6月頃から特設ティザーページ(https://www.subaru.com/2022-wrx)を設け、発表に向けた予告を行っていたところだった。

ただし新型WRXについて、北米ティザーサイトにおいても肝心のエンジンスペックやボディサイズ、ラインアップ等の詳細な情報は一切アップされておらず、数点のシルエット画像や遠目に映る短めの動画などが更新されるばかり。新型WRXの詳細は相変わらず謎に包まれている。

2021年初秋頃には改めて正式発表される見込み

謎が多いスバルの新型WRXだが、新開発の高出力2.4リッター水平対向直噴ターボエンジンを搭載するとの噂が聞かれるほか、新型レヴォーグ同様に新世代“アイサイト”など、先進運転支援機能の充実にも図られているという。新時代のスーパースポーツセダンとしての進化幅が気になるところだ。

なお、スバルからの公式発表はないが、MOTA編集部の得た情報によれば、新型WRXは2021年初秋にも発表される模様だ。せっかくのワールドプレミアが延期されてしまったのは不幸だったが、改めて正式デビューを楽しみに待ちたい。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:SUBARU]

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