48グループ最年少センター!12歳の林美澪が明かす〝新生SKE〟への思い

センターに抜てきされた12歳の研究生・林美澪

名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」が最新シングル「あの頃の君を見つけた」を9月1日に発売する。センターに抜てきされたのは、まだ12歳で研究生の林美澪(はやし・みれい)だ。4月に卒業した最後の1期生・松井珠理奈も大きな期待をかけていた逸材で、国内の48グループでも最年少の林が〝新生SKE〟への思いを明かした。

――初選抜メンバー入りで、いきなり初センターに抜てき。しかも正規メンバーではない研究生が務めるのは、グループにとって初めて

林 最初は不安だったけど、頑張らなきゃという気持ちが強くなった。やっぱり不安なままだと前に進めなくなっちゃうので、そこは「やんなきゃ! 頑張ろう!」と気持ちを切り替えました。研究生のセンターは私も見たことがなかったけど、ありがたく思いますし、うれしかったです。

――新曲は「永遠の青春」がテーマの王道アイドルソング

林 夏らしい青春を感じる曲なので、ぜひ青春を感じたり思い返していただけたらいいなと思います。ミュージックビデオ(MV)のドラマシーンでは制服で撮影させていただいたので、すごく青春を感じました。

――グループの顔として、先輩メンバーと取材を受ける機会も増えた

林 本当に先輩のみなさんが優しく声をかけてくださった。須田亜香里さんからはLINEでいろいろとアドバイスをいただく。「自分らしく頑張ってね」と言ってくださって、私も心に響いて安心もできました。というか…須田さんからLINEが来たこと自体がうれしくて(笑い)。「こんな大物の方から来るなんて!」って。沖縄でMVを撮影したんですけど、他の先輩方もみなさん「楽しんでやればいいよ」「自分らしく」と声をかけてくださいました。

――安心しますね

林 はい。私もアイドル活動について「自分らしくやる」と決めている。そういう言葉をいただけると、自分の気持ちにも少し自信を持てました。安心して楽しんでやろうと思っています。

――今年4月に最後の1期生だった松井珠理奈さんが卒業。グループは〝新生SKE〟としてスタートする

林 私1人の力では何もできないと思うので、先輩方もそうですし、ファンの皆さんとも一緒に盛り上げていけたらいいなと思います。

――林さんは〝グループの顔〟としても注目されるポジション

林 そうですね。でも今は、須田さんや卒業された珠理奈さんのような「SKE48といえば」みたいなメンバーが多くはないと思う。私もそうですし、もっと知ってもらわないといけない。どんな子がいるかなと探してる方もいると思う。自分がSKEを見てもらう一つのきっかけになって、一人ひとりの個性やみなさんの魅力を知っていただけたらと思います。卒業された先輩方のファンの方もいると思うんですけど、そういう方々にもまたSKE48を見ていただけるように頑張りたいです。

――自身のアピールポイントは

林 私は…若さで勝負しようと思います! 誰よりもフレッシュ感を出して、みなさんにフレッシュさを見ていただけたら。

――目標は

林 有名になること…ですかね。私の中学校では、AKB48さんは知られているんですけど、SKE48を知っている子が少なくて。私は愛知県出身でグループは栄にあるのに、知らないんだと悔しさもある。だから学校のお昼の放送で流れるような有名なグループになればうれしい。韓国アイドルさんが流れることが多いので…。名古屋だからSKE48の新曲が流れてほしいです!

――夢の場所は

林 今はどんなところでもコンサートができたらうれしいですけど、先輩方も言っているナゴヤドーム(バンテリンドーム)のステージには立ちたい。私も小学生の時に、あるアーティストさんのサポートダンサーとして立ったことがあるんですけど、もう一度立ちたいです!

【小学生デビュー】「あの頃の君を見つけた」は、SKEの〝絶対的エース〟だった松井珠理奈が卒業してから初となるシングル。林は10歳、珠理奈は11歳と、ともに〝小学生デビュー〟という共通点もあり、珠理奈から仕事のアドバイスももらっていたという。

珠理奈の卒業シングルでもあった前作「恋落ちフラグ」(2月発売)は、グループの68人全員が参加。収録曲には、珠理奈がプロデュースした9人組ユニット「Black Pearl」の曲もあったが、林もその一員に名を連ねた。

SKEは2012年から3年連続で出場して以来、NHK紅白歌合戦からも遠ざかっている。林はグループを飛躍させる存在になれるか?

☆はやし・みれい 2009年3月10日生まれ、愛知県出身。19年11月にSKE48第10期生オーディションに合格。いま12歳で、AKB48グループ最年少メンバー。趣味は読書、アニメ鑑賞。特技はダンス、一輪車。

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