連勝は4でストップも球団新記録23号の佐藤輝「自分のスイングをしてきた結果なのでうれしい」

23号を放ち球団新人最多本塁打を更新した佐藤輝明

球団新記録更新を勝利では飾れず! 阪神・佐藤輝明内野手(23)が19日のDeNA戦(東京ドーム)の9回、三嶋から左翼席に2試合ぶりの23号弾を放ち、1969年の田淵幸一氏の記録を抜き、球団新人最多本塁打新記録を樹立した。

試合の最終盤、9回表の先頭打者でマークしたメモリアル弾に「残り1回しかなかったので。自分のスイングっていうのを心掛けていきました」と佐藤輝。劣勢に食い下がった一撃は残念ながら及ばなかったが、今季90試合で歴代OBのルーキーイヤーのアーチを早くも追い抜いたところは特筆ものだ。

試合後、佐藤輝は「記録を超えることができたのは、自分のスイングをしてきた結果なのでそこは嬉しいです。まだ、これからもっと積み重ねて、もっと多くホームランを打ちたい」と、球団新記録をあくまで〝通過点〟とし、連勝が「4」でストップした試合後の矢野燿大監督(52)も「誰もやってないことをやったのはもちろんすごいこと」としたうえで「さらに、もっと高い目標も持っていると思う」と怪物新人のさらなる〝量産〟に期待を寄せていた。

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