俳優の千葉真一さんが1919日午後5時26分、千葉県君津市内の病院で亡くなった。82歳だった。新型コロナウイルスに感染に入院していたという。
世界的アクションスターだった千葉さん。1973年にはカンフースターのブルース・リーと「夢の共演企画」が持ち上がっていたのだという。
香港の映画関係者から「ブルース・リーに会ってみないか?」とオファーを受け、千葉さんが香港に渡った当日に「ブルース・リー死去」の訃報を聞いたというのだ。
千葉さんは2013年7月に都内で行われたイベントで当時をこう振り返っている。
「残念だったね…。ブルースにはものすごく興味があったからね。多分、ブルースに持ってないものも僕にあっただろうし、何か面白い映画ができたに違いない。(死去の一報を聞いた時は)うそだと思ったよ」
ブルースの凄さについて聞かれると「武術家としてももちろんだけど、俳優としても凄かった。映画というのは『(格闘シーンとかを)本物らしく見せること』。本気でしかできないんだったら、映画じゃない」と話していた。
もし、「千葉真一×ブルース・リー」作品が撮影されていたら珠玉のアクション映画になったに違いない…。