MotoGP:マレーシアGP中止、代替としてミサノで2度目の開催へ。グランプリ名は後日発表

 8月19日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)、MotoGPを統括するドルナスポーツは、2021年のロードレース世界選手権MotoGP第16戦マレーシアGPの開催を中止し、代替レースとしてサンマリノで2度目の大会を行うと発表した。

 10月22~24日にセパン・インターナショナル・サーキットで予定されていた第16戦マレーシアGPは、新型コロナウイルスのパンデミックによる入国制限により、イベントのキャンセルが義務付けられてしまった。

 2021年MotoGPの開催中止が発表されるのは、フィンランドGP、日本GP、オーストラリアGP、タイGPに続き5大会目となる。

 また、マレーシアGPが行われるはずだった10月22~24日には、代替レースとしてミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで2度目のレースが行われる。

 ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでは9月17~19日に第14戦サンマリノGPが開催される。同一の大会名は使用することができないため、第16戦は異なるグランプリ名となるが、今回は発表されず、後日明かされることとなる。

 そのほか、延期後に日程が決定していないアルゼンチンGP(アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド)、リザーブトラックとして登録されているインドネシアGP(マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット)は今後の状況により開催される可能性を残している。

セパンを走るジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)/2019MotoGP第18戦マレーシアGP

■2021年MotoGPカレンダー(2021年8月19日発表時点)

Round グランプリ サーキット 決勝レース日

第1戦 カタール ロサイル・インターナショナル・サーキット 3月28日

第2戦 ドーハ ロサイル・インターナショナル・サーキット 4月4日

第3戦 ポルトガル アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベ 4月18日

第4戦 スペイン ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト 5月2日

第5戦 フランス ル・マン-ブガッティ・サーキット 5月16日

第6戦 イタリア ムジェロ・サーキット 5月30日

第7戦 カタルーニャ カタロニア・サーキット 6月6日

第8戦 ドイツ ザクセンリンク 6月20日

第9戦 オランダ TT・サーキット・アッセン 6月27日

第10戦 スティリア レッドブル・リンク 8月8日

第11戦 オーストリア レッドブル・リンク 8月15日

第12戦 イギリス シルバーストン・サーキット 8月29日

第13戦 アラゴン モーターランド・アラゴン 9月12日

第14戦 サンマリノ ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ 9月19日

第15戦 アメリカズ サーキット・オブ・ジ・アメリカズ 10月3日

第16戦 TBC ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ 10月24日

第17戦 アルガルベ アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベ 11月7日

第18戦 バレンシア リカルド・トルモ・サーキット 11月14日

第19戦 TBC TBC TBC

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