カターレ、公共交通支援 富山市の4社と協定

協定書に調印したカターレの左伴社長(左から3人目)や立会人の藤井市長(同4人目)ら=富山駅南北自由通路

 サッカーJ3のカターレ富山と富山市の交通事業者4社が19日、持続可能なまちづくりに関する協力協定を結んだ。公共交通機関の利用促進に取り組み、市民の歩く機会を増やすことで健康増進を図る内容。ホームゲームの際は、富山駅と県総合運動公園陸上競技場を結ぶ直行バスを増便し、駅の利用増につなげる。

 4社は、あいの風とやま鉄道、JR西日本、富山ターミナルビル、富山地方鉄道。19日は富山駅の南北自由通路で締結式が開かれ、カターレ富山の左伴繁雄社長と4社のトップが協定書に調印し、左伴社長が「チームが生み出す感動や喜びを、スタジアムの中だけでなく街全体に広げて富山を元気づけたい」とあいさつした。立会人として、藤井裕久富山市長も出席した。

 協定に基づき、富山駅構内の装飾、バスや鉄道の中吊り広告などによるカターレ富山のPRも行う。

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