〈動画あり〉「新潟色」上越走る えちごトキめき鉄道 新ラッピング列車運行開始

 えちごトキめき鉄道(上越市東町、鳥塚亮社長)は18日、旧国鉄時代に見られた「新潟色」を再現した新ラッピング列車の運行を開始した。同日、直江津駅で出発式を行った。

 新潟色は「雪の多い地方でも目立つもの」と採用された赤と黄のコラボレーション色。金太郎の前掛けの色に似ていることから「金太郎塗」とも親しまれた配色の列車は、旧国鉄時代に新潟地区で昭和53年まで運行されていた。

 ラッピング列車は、田島ルーフィング(本社・東京都千代田区)の製品で車体広告をフルラッピングした2両編成の車両。同社の田島常雄会長と鳥塚社長は交流があり、コロナ禍以前に持ち上がった話がラッピング列車として実現したという。

 運行区間は妙高高原―直江津、直江津―長岡間。2年間運行予定。出発式で鳥塚社長は「この列車が走ることで、地域の景色にマッチして地域の魅力が引き立つ」、田島会長は「(新潟色の電車が)かつて走ったのと同じようにこの地を走ることで、ほんわかした気持ちになってもらえれば」とそれぞれ話した。

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