新型フェアレディZ、フロントマスクに一部不満も「今時の中にクラシカルで懐かしさを感じるデザイン」と好評の声【みんなの声を聞いてみた】

日産は2021年8月18日(水)、米・ニューヨークにて新型Z(日本名:フェアレディZ)の米国向け市販モデルを発表した。米国での発売は2022年春の予定。気になる日本発表は2021年末~2022年初春頃に予定されている。ここでは、そんな新型フェアレディZのデザイン面についてSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

日産 新型Z(日本名:フェアレディZ)「Performance」[北米仕様・2023年モデル] [photo:NISSAN]

歴代のデザインモチーフを引用しながら、モダンなスタイルにまとめあげらた新型フェアレディZ

新型Z(日本名:フェアレディZ)[北米仕様・2023年モデル]

日産の代表的スポーツカー「Z」(日本名:フェアレディZ)は、1969年10月に初代モデル(S30型)が登場。以来50年以上に渡り歴史を重ねてきた。

特に直列6気筒 2.4リッターエンジンを搭載した「240Z」は、欧米のスポーツカー同等の性能ながら、それらよりもはるかに安い価格でアメリカで大ヒット。初代の240Zは、未だ多くのファンから支持され続けている。

以来、6世代に渡る歴代モデルの累計販売台数は180万台以上にのぼり、Zは世界で最も売れたスポーツカーのひとつとなった。

7代目となる新型フェアレディZ(北米市販モデル)は、全長4379mm×全幅1844mm×全高1316mm、ホイールベースは2550mm(インチ表記をミリ換算)の3サイズ。

初代S30型Zのロングノーズ・ショートデッキのフォルムや、S30型の中でも特徴的だった240ZGのフロント・ヘッドライト周り、4代目Z32型「300ZX」のテールランプなど、歴代のZで好評だったデザインモチーフを引用しながら、モダンなスタイルにまとめあげられている。

「やはりZは斜め後ろから見たグラマラスなボディが魅力的」

新型Z(日本名:フェアレディZ)「Proto Spec」(限定240台)[北米仕様・2023年モデル]

そんな新型フェアレディZのデザインについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

大半はその一目でフェアレディZと分かる普遍的なデザインに好印象の声が挙がっている。

「昔乗っていた30、32の面影が強く出てて本当に好きなスタイリング」

「今時の中に魅せるクラシカルな感じがワクワクさせる」

「未来的なデザインの中にどこか懐かしさを感じるのがとても好き」

「間近で見たらボディラインとか感動しそう」

その中でも特に、

「正面からのデザインは賛否両論があると思うが、サイドや斜め後方からは格好いい。きっと実車を見ればもっと痺れるはず」

「やはりZは斜め後ろから見たグラマラスなボディが魅力的」

「リアが当時のモデルの面影があって良い」

といった歴代を彷彿とさせる後方からのデザイン、シルエットに好印象の様子だ。

一方で、プロトタイプの頃から言われていたフロント周りのデザインについては、

「フロントマスクがNHKのどーもくん」

「顔がゴールデンエッグス」

「フロントの開口部だけ何だかな~って感じ」

と相変わらずいまいちの反応だ。それでも、

「黒やガンメタ系のボディカラーで前にナンバー付いたらグリルも目立たないし、結構いいかも」

と言った声も一部で見受けられた。

その他では早くも、

「NISMOがどんなエクステリアになるか楽しみ」

「NISMOやAUTECHバージョンのフロントデザインに期待がかかる」

といったNISMOやAUTECH仕様のモデルの登場に期待を寄せる声も少なくない数で挙がっている。この辺りは今後どのような展開となるのか目が離せない。

240Zを彷彿とさせるボディカラー「マルーン」の設定を求める声も

新型Z(日本名:フェアレディZ)[北米仕様・2023年モデル]

フロントマスクに一部不満の声もある中、概ね好評の新型フェアレディZのデザイン。

SNS上ではその造形以外にも、ボディカラーについて追及する声が多く挙がっている。

「青のボディカラーがカッコいい」

「青も良いね! Z33のカタログを初めて見たとき青いの良いなと思った感覚に近いものがある」

と今回の市販モデルで初めて公開された青のボディカラーも好評の様子だ。そんな中、

「マルーンの設定が欲しい」

「240Zを彷彿とさせるマルーン出ないかな」

など、S30型などかつてのフェアレディZにも設定があった赤茶色の「マルーン」の設定を望む声も挙がっている。

現在のところ、北米仕様のボディカラーは、モノトーン3色と、新色のセイランブルーとイカズチイエローを含む2トーン6色(いずれもスーパーブラックルーフ)が用意されている。

今後、「マルーン」の登場はあるのか? また、日本仕様のカラー展開はどうなるのか? この辺りも今後の注目一つだろう。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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