気軽にお茶を楽しめる。京都の町家で”煎茶道”体験

京都で煎茶道を体験

茶道といえば、抹茶を茶筅で点てるものを思い浮かべる人が多いかもしれません。

けれど、抹茶ではなく煎茶を使う"煎茶道"もれっきとした茶道の一派。抹茶を使う茶道よりも、より「お茶を出す相手に楽しんでもらう」ことを重視し、茶道の型や形式を目的としない点が特徴だといいます。

2021年10月から、煎茶道体験を宿泊者限定でスタートするのは京都の「町家ホテルYANAGI」です。

町家ホテルYANAGI

「町家ホテルYANAGI」とは、京都の町家をリノベーションした一棟貸しホテル。和風家屋の特徴は残しながらも快適性を高め、宿泊者がリラックスして滞在できる造りになっています。

館内はキッチンやシャワールームのほかWi-Fiも完備。二条城まで車で10分、北野天満宮まで車で10分という立地もポイントです。

ドイツ出身の女将・沢田羽照(さわだうて)さんは、日本語のほか、英語ドイツ語も堪能。訪日観光客も安心して宿泊できます。

宿泊者限定で煎茶道サービスを開始

10月からスタートの煎茶道体験は、「もっと気軽に、多くの方に、日本文化の魅力を伝えたい」という沢田さんの思いから生まれました。

沢田さんは2021年に煎茶道の流派・煎茶道黄檗売茶流(せんちゃどうおうばくばいさりゅう)の準師範を取得。準師範とは同流派により、お手前の披露や教室の開催などが正式に許された人を指します。

ホテルの催しは正当な煎茶道を体験できる貴重な機会と言えるでしょう。

ホテルで行う煎茶道体験は、宿泊者は正装する必要なく、事前に特別な知識がなくても気軽に参加できるといいます。外国籍のお客さんには、沢田さんが英語やドイツ語で解説しながら体験を進めてくれるそうです。

所要時間は1時間半で、料金は1名3,500円。京都を旅する際は、「町家ホテルYANAGI」での煎茶道体験を旅程に加えるのを忘れずに。

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