【DDT】KO―D王者・秋山が〝2つの節目〟見据え長期政権誓う クロちゃんには謎の「ラブコール」も

長期政権を誓った秋山

DDTのKO―D無差別級王者、秋山準(51)が団体の変革と自身の節目を見据えて長期政権を誓った。

昨年7月のレンタル移籍から完全移籍を経て1年。団体最高峰ベルトの奪取から6か月がたち、秋山はもはやDDTの風景に欠かせない存在となった。そんな中、21日に神奈川・富士通スタジアム川崎大会でエース・竹下幸之介(26)を相手に注目のV4戦を迎える。

昨年にシングル戦で2連勝したが「最近、去年12月のシングル戦の映像を見たけど、その時の竹下選手の表情が子供っぽく見えたんですよ。若者はそれだけ進化するんですね。もちろん体も大きくなっているし」と力説。以前と違う竹下が来ると予想し「本人もいい調子で来ていると思うんでね。過去の2戦とは違うでしょう」と警戒を深めつつ「かといってまだまだ俺も思うことがあるし」と必勝を期した。

団体の未来のため、まだまだ先頭を走る。参戦以降のDDTマットの変化については「試合をしていて、気持ち悪い感じがしなくなってきましたよ。それが良いかどうかは周りの評価だけど、タイミングとか間とか緩急とか、俺が入ったことで(選手)みんなが気にしだして、ちょっとずつ考えるようになったんだと思います。俺がこれからも(王者として)上でやっていれば、さらに変わっていくと思う」と力を込めた。

さらに「来年、DDTが25周年で俺は30周年なんですよ。区切りのいい年なので、ベルトを持って入りたい」と節目を王者として迎えたいと告白。最後に第0試合で邪道・大仁田厚と対戦する安田大サーカスのクロちゃんに「なんか俺に雰囲気が似てるから影武者としてスカウトを(したい)。それで俺のガウンとコスチュームを着させて俺のテーマ曲で入場させ、1シリーズくらい代わりに出てもらって俺は休みたい」とラブコールを送りつつ自らの頭をなでた。これはこれで名案だ。

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