広島土砂災害から7年 遺族らが追悼

77人が犠牲になった広島市の土砂災害から7年です。

先週からの記録的な大雨よる被害が続く中、各地で遺族らが追悼の祈りを捧げています。

2014年に発生した土砂災害は、

広島市北部で甚大な被害が発生し、関連死を含め77人が亡くなっています。

被害の大きかった安佐南区八木では、

災害が発生したとみられる午前2時半ごろから遺族らが犠牲者の冥福を祈りました。

【妊娠中の娘夫婦を亡くした若松順二さん】

「会いたい気持ちはずっとありますし、

残念ながら大きな災害が各地で起きていますし、胸があつくなる」

20日は各地で献花台が設置されていますが

11日からの大雨で多くの被害が発生し、一部の地域では避難指示が継続していることなどから

松井市長の追悼行事への参加は中止となりました。

【献花に訪れた家族連れ】

「今回大雨で土砂もせきとめられてた部分もあったので、

正しく怖がることは大事だと思いました」

災害から7年がたちましたが、

広島市の広域避難路や雨水排水施設などの整備を終えたのは

101カ所のうち61カ所にとどまり、復興に向けた整備は現在も続いています。

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