中田翔が巨人入団会見で謝罪「ファンを裏切ってしまったこと後悔」と頭下げる

会見冒頭に頭を下げる中田翔

日本ハムで選手を暴行し謹慎処分を受けていた中田翔内野手(32)の巨人への無償で電撃トレードが決定。20日、東京都内の巨人球団事務所で入団会見を行った。

会見の冒頭で黒髪にしヒゲを剃った中田は「本日は、まあ本日はというか今回、本当にみなさんに迷惑をかけてしまったこと本当に反省しています。(被害選手)本人ももちろんそうですし、ファンのみなさんに対しても裏切ってしまったということに関してすごく後悔だったりすごく反省しています。すみませんでした」と頭を下げた。

日本ハム側から打診があり巨人側が了承。背番号は阿部二軍監督が背負った「10」に決まった。
中田は「本当にこうやってチャンスをもらったということは、絶対に裏切ってはいけないと思いますし。イチからまた自分をしっかり自分を見つめ直してしっかりやっていきたいなと、今は思っています」と表情を引き締めた。

大阪桐蔭からプロ入り後、14年間を過ごした日本ハムへは「本当に自分を育ててくれたのは北海道日本ハムファイターズであり北海道日本ハムファイターズのみなさんだと思っているので。すごく本当に感謝しています」と感謝しかないという。

4日のエキシビションマッチ・DeNA戦(函館)での選手暴行の経緯については「本当に自分が愚かだったということですし。本当に、まあ相手があることなので、詳しいことは控えさせてもらいたいです」と言葉を濁した。

第4子が生まれたばかりの家族について聞かれると「家族に嫌な思いをさせて本当に申し訳なかったなと思います」と言葉を絞り出した。この日からチームに合流する中田が信頼回復へのスタートラインに立った。

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