【東京パラリンピック】日本選手団が入村会見 河合団長「社会が変わっていくきっかけに」

入村会見に臨んだ河合純一団長とマセソン美季副団長(右)

東京パラリンピック日本代表選手団の入村会見が20日、都内で行われ、河合純一団長(46)とマセソン美季副団長(48)が出席した。

今大会は、約160の国と地域から約4400人の選手が参加予定。日本からは、全22競技に過去最多となる255選手が名を連ねた。前回のリオデジャネイロパラリンピックでは金メダルなしに終わったが、河合団長は「最高のパフォーマンスが発揮できるように全力で取り組んでいく」と決意を述べた。

新型コロナウイルス禍の影響で、史上初の1年延期となった今大会は無観客開催が決定。その一方で保護者の意向を考慮し、会場のある東京、千葉、埼玉、静岡の1都3県の小中学校が希望する場合は「学校連携観戦プログラム」が実施される。

河合団長は「一律的なことを言うのは難しい」と前置きした上で「生で見た子供たちが大人になったとき、社会が変わっていくきっかけになると思います。なんとか実現できるようにと思っている」とコメント。マセソン副団長は「みなさんに来てもらいたいと手放しに言うことはできない」としながらも「可能であれば多くのお子さんに見てもらいたい」と述べた。

東京パラリンピックは24日に開幕する。

© 株式会社東京スポーツ新聞社